JICA海外協力隊の世界日記

ボツワナ便り

ボツワナで観戦するオリンピック

ボツワナからこんにちは!

ボツワナバドミントン協会で活動している福田です。

現在パリで100年ぶりに開催されているオリンピックも終盤を迎えています。

ボツワナとパリは時差がないため、リアルタイムで様々な競技を観戦することができ毎日大忙しです。日本人としての目線だけではなく、ボツワナから観戦するオリンピックは私自身にとって様々なことを考える機会になっています。

ボツワナからは競泳に2名、陸上競技に12名の計14名の選手が出場しています。

ボツワナ選手団の全選手に注目して観戦していましたが、その中でも陸上競技男子100m 200mに出場した21歳のLetsile Tebogo選手に最も注目していました。

Tebogo選手は2023年の世界陸上で100m銀メダル・200m銅メダルを獲得しており、今年2月には300mで世界記録を更新しました。また、毎年開催されているBotswana Sport Awards1年間で顕著な活躍をした選手・監督・チームなどを表彰する賞)では2年連続でSportsperson of the year(最優秀選手)に選出されており、ボツワナ国内では非常に人気が高い選手です。

4日に行われた激戦の100m決勝ではナショナルレコードで6位入賞を果たしました!

そして、8日に行われた200m決勝では全競技を通じてボツワナ史上初の金メダルを獲得しました!今後も語り継がれていくような歴史に名を刻み、彼の活躍はボツワナの子ども達にとって刺激になったことは間違いないと思います!

彼のレースがあるたびに現地の人たちと一喜一憂した時間も特別なものでした。

しかしオリンピックはまだ終わりません!

10日の男子4×400mリレーでもボツワナチームの活躍が期待されます!この種目では2021年東京大会で銅メダルを獲得し、今年5月に開催された世界リレーでは世界一になりました。どんなレースになるのかワクワクしながら歴史的な瞬間をボツワナで迎えたいと思います!

※ボツワナのオリンピック初出場は1980年モスクワ大会。総獲得メダル数は2つ:2012年ロンドン大会陸上競技男子800m銀メダル、2021年東京大会陸上競技男子4×400mリレー銅メダル

有観客で盛り上がるオリンピックを観戦しながら、アスリートの方々の歓喜の瞬間、お互いを讃え合う姿や悔し涙などを見てスポーツっていいなと改めて思いました。良い側面ばかりではないですが、スポーツは人と人、国と国を繋ぐ力があると感じます。

ボツワナではバドミントンはマイナー競技ですが、私も微力ながらバドミントンを通して子ども達に新しい世界を見せてあげられるようにチャレンジし続けたいと思います。

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