2025/12/24 Wed
特別支援学級
O・MO・TE・NA・SI~特別支援学級一大イベント・クリスマスパーティーの準備でのたくさんの発見~

はじめまして。
2025年度1次隊、障害児・者支援隊員の谷村です。
私は、ボツワナ北部のオカバンゴ・デルタの玄関口「マウン」の中にある小学校の特別支援学級に派遣されています。
世間は年の瀬。
暑い時期にボツワナで迎える初めてのクリスマスに新鮮さを感じています。
先日Term3(日本でいう3学期)の終盤に、活動先の特別支援学級の一大イベントである「クリスマスパーティー」が行われました。
今回は、同僚の先生たちとパーティーの準備をする際にたくさんの発見があったので、紹介します。
クリスマスパーティーは、マウンの町の外れにあるパーティー会場を借りて行われます。
特別支援学級の生徒・保護者・教員・来賓など、当日は活動先の特別支援教育に関わる人が200人以上集まり、盛大に行われました。
保護者・教員からたくさんの寄付金を集めて、開催1週間前から参加者に振る舞う料理を準備しました。


前日は、サファリカーに大量の食材を詰め込み会場に向かいました。
特別支援教員チーム総出で夜暗くなるまで、そして当日は朝6時ごろから200人以上分の料理をしました。

前日準備では、まずたくさんの野菜の皮むきからはじめました。
大量のニンジンの皮むきを終え、次にバターナッツの皮むきに取り掛かろうとした瞬間、先生から手にワセリンを塗るように言われました。
「料理中にワセリン!??」
不思議に思いながらワセリンを塗り込み、作業をすること数分後。左手の指先の感覚がなくなっていることに気付きました。
見ると左手の平の皮が茶色く炎症を起こして、皮がめくれていました。

原因は、バターナッツの皮に含まれる樹液の成分が空気や水分に触れることで皮膚のタンパク質と結合して被膜を作ることによるものだそうです。
日が沈んだころ、次に取り掛かったのは、タマネギのみじん切りです。
200人分はとても大変で、気付けば右手の人差し指付け根に水ぶくれができていました。

そして、この日最後に取り掛かったのは、ビートルーツの皮むきです。
potjie(ポイキー)という南部アフリカの屋外調理(煮込み)に使う三本足の鍋でゆでた後、皮を剥きました。
調理スタッフの方にお手本を見せていただきましたが、現地の人のようにするする剥くことは難しかったです。

しばらく格闘するうちにコツとして、指の爪ではなく、指の腹を食い込ませるようにするとうまくいくことを体得しました。
翌日は、早朝6時から、たくさんの香辛料と調味料でしっかりと味付けされた鳥の皮の余分な部分を剥ぎました。
特に手羽の部分が難しく、二人で取り掛かっても約2時間かかりました。


そうして調理をしている間に、続々と生徒や保護者・来賓が集まり、いよいよパーティーが始まりました。
パーティーでは、生徒たちが得意の歌やダンス、モデルウォーキングを披露しました。
私も、「ジャパニーズダンス」の枠をいただき、生徒と一緒によさこい、ソーラン節、うらじゃのサビ部分を一緒に踊りました。
ダンスを通じて、音楽に身を乗せて心から楽しめるところがボツワナの素敵なところだと思いました。
パーティーの最後には、心を込めて作った料理をパックに詰めて参加者全員で食べました。
参加者の好みに合わせてチキンやビーフなどを選択できるようになっていました。


左手を荒らし、右手に水ぶくれを作り、前日遅くまで、そして早朝からと先生や調理スタッフの方と協力して作り上げたクリスマスパーティーは大成功に終わりました。
今回初めて、パーティーを運営する側を経験しましたが、生徒や保護者も楽しそうで、参加者への「O・MO・TE・NA・SI」ができたかなと思います。
多額の寄付金が集められて盛大に行われたパーティー。
改めて、先生たちや生徒、保護者、来賓の方々などたくさんの方の愛が集まって行われているのだなと感じました。
そして、200人分の料理の大変さから、改めて飲食業や給食調理員の方のすごさとありがたみを感じることができるよい経験になりました。
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