2025/09/10 Wed
活動 環境教育
環境教育ってどんな活動?=1年を振り返って=


ドュメラン! (こんにちは!)
首都から1時間ほど離れた人口6,500人の村:レンツウェレタウ村に派遣されている、三浦です。
夏が近づいてきました!これから40度の日々がやってきます…
さて、日本を離れて1年が経ちました!
いつも生活や文化について書いているので、今回は普段の活動である【環境教育】について紹介したいと思います。
青年海外協力隊の秋募集も始まりますね!応募を考え中の方にも参考になりますと幸いです^^
■ 環境教育とは
人々が自然と調和した健康な生活を送るために行う、私たちの身の回りや地球全体の環境に関する教育や取り組みのことです。環境教育隊員は、「ゴミ問題」「自然保全」「環境理解」をテーマに、任地の課題改善に向けての活動を展開していきます。(JICAホームページ より)
私はとくに「ゴミ問題」を中心に活動を進めています。
ボツワナではポイ捨てが多く、ゴミへの関心はかなり低いです。行政においても「分別したい・リサイクルをしたい」という理想は掲げるものの足取りは非常に重く、個人的にはポイ捨てを減らすところが最初のステップなのでは…と感じる日々です。
行政が動く起爆剤になるためにも、まずは地域の人たちにゴミ問題について関心を持ってもらい、習慣の変化に繋げていければ…そんな思いで環境教育隊員として小学校やコミュニティでの活動に取り組んでいます。
■ 普段の活動
配属先は、クウェネン県庁のレンツウェレタウ サービスセンターという行政機関です。
日本の都道府県庁の支所規模のところにいる感じです。(本当に小さい!)そこの公衆衛生課職員として活動しています。
具体的には、小学校やコミュニティで環境についてレクチャーをしたり、村に啓発ポスターを掲示して認識の向上を促しています。
特に大変なのは、アポイント取りです。
この国の小学校は時間割がなく、担任の先生次第でその日の授業が進行します。そのため、私は毎週アポイント取りをしています。予定表を作りましたが、約束した時間に行っても「今日は忙しいから来週」ということも日常茶飯事で、こりゃ計画通りにいかない!と判断し今にいたります。
授業内容はいつも考えさせられます。
大人もポイ捨てが当たり前のこの国で、どうしてポイ捨てが良くないのかを伝えています。1年経って感じたことは、知識はあるけど行動に結びつかない現状があるということです。
生徒アンケートを実施したところ、85%が「ポイ捨ては良くない」と回答していました。
授業で「お菓子を食べ終わった後、その袋はどうするの?」と聞くと、「ゴミ箱に捨てるよ!」と回答しますが、「本当に~?」と聞くと「いや、そこら辺に捨ててるね」と正直者が出てきます。笑
ゴミ問題だけでなく周りの自然について話してみたり、クイズにするなど生徒が楽しみながら参加できる方法を模索しています。
幼稚園から小学校まで幅広くいきますが、反応の違いが見られるのも楽しいポイントです。それと同時にこれは簡単すぎたかな?これは難しかったか…などなど、いまだにトライ&エラーの日々です。
今後もゴミ問題について、少しでも関心をもってもらえるよう活動を続けていく予定です。今後はひろーく学校を回り、活動範囲を広げたいと考えています。あわせて、大人へのアプローチにも本腰を入れる予定です。
任地以外にも、他隊員の活動先やコンシューマーフェアというボツワナ最大級のイベントでもブースを出して活動しました。
(詳しくは、前回の平石隊員の投稿をチェック!)
今年もやってきた、コンシューマーフェア!!! | ボツワナ便り(ボツワナ支所) | JICA海外協力隊の世界日記)
こんなふうに、できるたけ多くのボツワナ人にゴミについて考えるきっかけを提供できればと考えています。
アップサイクルで作成した商品の販売や植林をしている隊員もいて、色々なアイデアが広がるのが環境教育という職種のいいところだと感じます。
残りの期間も自分にできることを進めていければと考えています^^
読んでいただきありがとうございました!
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