JICA海外協力隊の世界日記

ボツワナ便り

ボツワナのイチオシグルメ

Dumelang!(ツワナ語でこんにちは)
首都から車で5時間の村トノタでコミュニティ開発として活動している井上日南子です。

内陸国であるボツワナでは、魚を食べる機会が少なく、よく肉を食べます。

好物の刺身やイカの塩辛が恋しくないといえば嘘になりますが...
ここボツワナでは、肉料理を楽しんでいます!

中でも牛肉は、ボツワナで最も食べられているお肉です。

そして今日紹介するセスワ(Seswaa)
昔から結婚式など特別な日に食べられるボツワナの伝統料理。

骨付き牛肉をじっくり煮込んだあと、木棒で身をほぐした料理です。
屋台で見かけることもしばしば。(写真手前がセスワ)

柔らかくしっとりしているので食べやすく美味しいです。

それでは、セスワのレシピを紹介します!

【材料】
・骨付き赤身牛肉 2kg
・塩 大さじ4杯
・胡椒 大さじ1/2杯
・水

【作り方】

5cmほどの大きさにカットした牛肉の塊を鍋に入れ、
肉がしっかり被るくらいの水を注ぎます。

時々かき混ぜながら
肉が柔らかく、骨から簡単に外れるくらいまで弱火で煮込みます。

今回は小さめの鍋で調理したため、煮込んだ時間は2時間でした。
鍋が大きくなれば調理時間も伸びるでしょう。

途中、味付けに塩、胡椒を入れます。

じっくり煮込んで鍋に水分がなくなれば、オッケーです。

次はこのような木製の大きなスプーンを使って
コツコツと肉を叩いて潰します。

なかなか日本では見ない調理方法です。

肉が細かい繊維状にほぐれればセスワの出来上がりです。

P1013403.JPG全部の肉をこのような形状まで砕くのに30分ほどかかりました。
ほぐす作業は体力勝負でもあるのです。

普通セスワは主食のメイズやソルガム、付け合わせの野菜などと一緒にいただきます。
味付けはシンプルに塩コショウのみですが、牛肉の風味たっぷりで
時雨煮かと錯覚してしまうような食感です。

セスワは私のイチオシグルメ。

材料は全て日本でも手に入るため
圧力鍋や木製しゃもじなどを使えば日本のご家庭でも作ることができます。
ぜひボツワナ料理を味わってみてください!

以上、本日はボツワナの伝統料理セスワを紹介しました。

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