JICA海外協力隊の世界日記

ボツワナ便り

ボツワナの珍味【モパネワーム】を実食

トノタ村のコミュニティ開発隊員、井上です。

1月末に配属先が開催したマーケットデーにて
旬の食べ物である、あの虫を食べました!

※閲覧注意※幼虫の写真が出てきます!

それは、フードケータリングで販売された
「モパネワーム」と呼ばれる幼虫の料理。

南部アフリカ地域に生息するモパネの木につく
ヤママユガ科の蛾の幼虫だそうで、
南アフリカやボツワナ、ジンバブエなどでは
食用として採集されています。

モパネの木が緑の葉っぱをつける12月〜3月ごろが
主な収穫時期です。

人差し指ほどのサイズで、全身はトゲトゲ・・・

気持ち悪いと言う人も少なくないと思いますが
現地ではタンパク質が豊富な食べ物として認知されています。

調理した方に、作り方を尋ねると

「乾燥したモパネに水を加えてふやかし、
少量の油で、肉を焼くように炒める」

とのことでした。
味付けは、塩です!

野菜を加えてもいいそうで、トマト煮にすることもあるとのこと。

IMG_5268 2.jpg

このように副菜感覚で、主食やチキンと一緒に
お皿に盛り付けてもらいました。

いざ、実食!

IMG_7222.jpg

外はカリッと、中は歯応えがあります。

見た目を除いて、幼虫を食べている感じはしません!

フライ魚をガリっと口にした時のように、
若干幼虫のトゲが強めではありましたが、
臭みもなく、スナック感覚で食べられて、私は結構好きでした。

以前、トノタよりさらに北部の村で
モパネの下準備(内臓を取り出す作業)をしている男性に
調理前の幼虫を見せてもらったことがありました。

IMG_4966.jpg

トゲがあるので手袋をして作業していました。

この時期、モパネの木が生い茂るエリアには
大勢の人がモパネワームハントに向かっていました。

いつか機会があれば、
モパネワームの収穫や調理もやってみたいです。

頻繁に見かけるわけではないものの、
乾燥したモパネワームは露天に並ぶことがあります。

気になる方は是非食べてみてください!

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