2025/03/03 Mon
文化
ボツワナの珍味【モパネワーム】を実食
トノタ村のコミュニティ開発隊員、井上です。
1月末に配属先が開催したマーケットデーにて
旬の食べ物である、あの虫を食べました!
※閲覧注意※幼虫の写真が出てきます!


それは、フードケータリングで販売された
「モパネワーム」と呼ばれる幼虫の料理。
南部アフリカ地域に生息するモパネの木につく
ヤママユガ科の蛾の幼虫だそうで、
南アフリカやボツワナ、ジンバブエなどでは
食用として採集されています。
モパネの木が緑の葉っぱをつける12月〜3月ごろが
主な収穫時期です。


人差し指ほどのサイズで、全身はトゲトゲ・・・
気持ち悪いと言う人も少なくないと思いますが
現地ではタンパク質が豊富な食べ物として認知されています。
調理した方に、作り方を尋ねると
「乾燥したモパネに水を加えてふやかし、
少量の油で、肉を焼くように炒める」
とのことでした。
味付けは、塩です!
野菜を加えてもいいそうで、トマト煮にすることもあるとのこと。
このように副菜感覚で、主食やチキンと一緒に
お皿に盛り付けてもらいました。
いざ、実食!
外はカリッと、中は歯応えがあります。
見た目を除いて、幼虫を食べている感じはしません!
フライ魚をガリっと口にした時のように、
若干幼虫のトゲが強めではありましたが、
臭みもなく、スナック感覚で食べられて、私は結構好きでした。
以前、トノタよりさらに北部の村で
モパネの下準備(内臓を取り出す作業)をしている男性に
調理前の幼虫を見せてもらったことがありました。
トゲがあるので手袋をして作業していました。
この時期、モパネの木が生い茂るエリアには
大勢の人がモパネワームハントに向かっていました。
いつか機会があれば、
モパネワームの収穫や調理もやってみたいです。
頻繁に見かけるわけではないものの、
乾燥したモパネワームは露天に並ぶことがあります。
気になる方は是非食べてみてください!
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