JICA海外協力隊の世界日記

ボツワナ便り

ボツワナの乗り物や公共交通機関について

Dumela!レタケン村(Letlhakeng)でコミュニティ開発隊員として活動している平石守です。

ボツワナの乗り物や公共交通機関はとても便利で、それらを利用することで国内の至る所へ行くことが出来ます。今回はそれらを紹介したいと思います。

・自転車

自転車はほとんど見ることはありません。とても少ないですが、乗っている人を見かけることもあります。

・バイク

バイクに乗っている人は自転車と同様に少ないですが、ファストフード店のデリバリー用に使われているものを見かけることはよくあります。

・一般車、商業用トラック

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一般車の種類としては、日本車がとても多いですが、ゴミ収集車や大型トラックなどは日本の車ではないため、とても大きくて迫力があります。

・タクシー

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車種はホンダのフィットが使われていることが多いです。タクシーの利用方法としては2種類があります。

乗り合いタクシー:

タクシーの走行エリアが決まっており、そのエリア内ならば8プラ(80)で移動できます。しかし、道路にタクシーを利用したい人が居たらその人も乗せて複数の目的地へ向かうため、遠回りなルートで目的地へ行くこともあります。

貸し切りタクシー:

距離に応じて金額が変化しますが、途中で他の人を乗せたりしない為、ストレートに目的地に向かってくれて時間のロスが少ないです。首都ではタクシーがとても多く、インドライブ(inDrive)というアプリで簡単に利用することが出来ますが、インドライブで利用できるのは、この貸し切りタクシーのみで、こちらの方が安全性が高いです。

・コンビ(combi)

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車種は、ほとんどがトヨタのハイエースです。日本では最大1014人乗りですが、座席が増設されていたり、3人掛けの席に4,5人が座ったりと、基本的に19人ぎゅうぎゅうで移動しています。

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日本のバスに似ていて、走行ルートが決まっており、町や村といった小さなエリア内の移動なら運賃は7プラ(70)で固定です。村から村の様な長距離移動の場合は7プラではなく、距離に応じて金額が変化します。僕の村と隣の村は約60 km離れていますが、23プラ(230)で移動できるため、日本と比べたら破格の値段です。

・スプリンター(sprinter)

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メルセデス・ベンツのスプリンターと言われる車種を利用しています。こちらもコンビと同様に料金が決まっていて、町から町、村から村といった長距離移動に使われています。22-27人乗りくらいですが、立ち乗りの人も合わせて35人くらい乗ったこともあります。助手席に座ると、景色がとてもいいです。

・バス

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町から町へ、村から村への長距離移動に利用され、料金が決まっています。基本的には座席に座っていて、立ち乗りの人はほとんど見かけません。ボツワナでは夜行バスも毎日運航されています。バスの行先は本当に多様で、ボツワナ中の様々な町や村を日々行き来しています。

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この様に、タクシー、スプリンター、バスといった公共交通機関のナンバープレートは、一般車と区別するために青色になっていて、それらに乗りたい時にはとても役に立ちます。

・電車

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ボツワナでは現在貨物列車しか走っておらず、電車に乗ることは出来ません。しかし、線路は首都から第二の都市のフランシスタウン(Francistown)へ走っていて、さらにその先のジンバブエへと繋がっています。

また、カサネ(Kasane)にあるザンビアとボツワナを繋ぐカズングラ橋には線路が設置してあり、将来的にフランシスタウンからカサネまで線路が延びるのかも?

・飛行機

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エア・ボツワナと言われる航空会社が国内線の運営をしていて、都市間を運行しています。「飛行機なら時間通り!」と思っていたら危険で、フライト時間が遅れることもあるので注意です!

時期にもよりますが、首都のハボロネの空港から

第二の都市フランシスタウンへは、約17,000

観光地のマウン(Maun)までは、約22,000

観光地のカサネまでは、約20,000

といった金額(片道)で移動できます。

ボツワナの国土は日本の1.5倍あるため、バス移動は時間がかかってしまいますが、無心でゆらゆら出来るのでおススメです。

また、以前バスがエンストした時に、添乗員さんと一緒にバスを押してエンジンを再始動させました。150プラ(1,500円)の運賃を払おうとしたところ、「手伝ってくれたからと100プラ(1,000)で良いよ」と言ってくれたのです。

そんな素敵なボツワナのバスに乗って、みなさん、ゆらゆらするっきゃない!

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