JICA海外協力隊の世界日記

ボツワナ便り

Two minutes! 2分? いやいや(笑)

明けましておめでとうございます。コンピュータ技術隊員の加地です。

去年の1月に着任しましたので、今年はまるまる1年活動することになります。年末年始は家族がボツワナに来て、年越しをしました。

さて、ボツワナに来てときどき(いや、頻繁に)耳にする言葉に、「ツーミニッツ」というものがあります。

最初は文字通り、「2分待って」と言っているのかと受け取っていましたが、2分で戻ってきた試しがありません。

例えば、作業の切れ目に、

Two minutes. Ke batha magwinya.

と言って持っていたものを渡されます。お腹がすいていつものマグイニャ(揚げパン)を買いに行くということはわかるのですが、まぁ2分で帰ってこれる訳がない。

案の定午前中は戻らず、ランチの後に声をかけに行きました。

何か別の用件を思い出した時に、Two minutes. といってその場を離れ、やっぱり10分20分経って別のことをしている時に戻ってきたり。

そう、どうも日本語で言うところの、

「ちょっと待ってて」

という意味で、具体的にどれだけという意図はまったくないのです。

先日、JICAオフィスで中間報告会に参加した時は、進行をしてくれていたローカルスタッフが小休憩を取る際に、「ここはボツワナスタイルで、ツーミニッツ」と言っていました(笑)

お昼にDijo(お弁当)を買いに行っても調理中で準備ができていない時は「ツーミニッツ」と言われます。まぁ待てと言うことで10分20分待つのは心得るようになりました。

このフレーズは、単に言葉の意味を超えて、文化的な「のんびり感」や人々の親しみやすさを表す象徴的な言葉になっているようです。

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