JICA海外協力隊の世界日記

カンボジア便り

チャムでの日常~活動編~

みなさん、はじめまして!

私は、コンポンチャム州の州立病院で看護師隊員として活動しています。

カンボジアでは、名前とあだ名を持っている人が多いです。

わたしは、អប្សរា(アプサラ)と命名してもらいました。

アプサラとは、カンボジアの古代ヒンドゥー教の神話に登場する水の精で、

アンコールワットなど遺跡の壁画に刻まれていたり、

伝統舞踊としてのアプサラーダンスが親しまれています。

わたしの活動は、衛生環境の改善、知識普及、ホスピタリティの育成、患者教育など…です。

配属先は、地方に位置し、未熟な技術や提供できる医療に制限がある状態です。

カンボジアの問題として、歴史的背景も関与し、医療体制の脆弱さ、医療に対する不信感の強さ

近年は医療ツーリズムなども相まって、まだまだ課題が多く残っています。

文化の違いから “清潔” 一つとっても捉え方が異なることや、

日本や諸外国でエビデンスがあったとしても慣習を重んじる所は、

医療においては少し障害になっているのではないかと感じる所であり、活動の難しさでもあります。

協力隊活動、思うように活動が進められず、悩んだり、迷ったり、嫌になったり、、、

でも!そんなときに救ってくれるのは“現地のスタッフ”です。

カンボジア人は、ポジティブでフレンドリーで笑顔に溢れる人々。

わたしの言動に関心をもち、一緒に活動をしてくれる人がいることは嬉しいことです。

最近は、活動の輪を広げ、学校やお寺で子供たちに啓発活動を行っています。

子供たちはいつもエネルギーをくれて、わたしの元気の源です!

好きなクメール語のひとつ

「មួយមួយ(ムォーイムォーイ):ゆっくりゆっくり、一つ一つ」

のんびりゆっくり、ムォーイムォーイ頑張っていきたいです。

2022年度2次隊 看護師職種 村上 真世

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