JICA海外協力隊の世界日記

カンボジア便り

カンボジアで初めて食べた

 カンボジアに来ていろいろ珍しいものを食べている。日本ではあまり見かけない野菜や果物がある。同じ野菜でも微妙に違っている。サツマイモは切ってみるとピンクがかっていた。なすは長く、カボチャは繊維質が多い。果物のバンレイシやスネークフルーツもこちらで初めて食べた。バンレイシはカンボジアの方から熟した状態でいただいたので、甘くてとろとろしていた。ザボンも日本で見かけたことはあるが、食べた記憶がない。もっと酸っぱいかと思ったが、甘くて美味しかった。ただ、皮が堅く、むくのが大変である。むいたものも売っているが長持ちしないと思い、皮つきのものを買っている。カンボジアに来るまで全く知らず、特に珍しいと感じたのが蓮の実とカシューナッツの実である。

 蓮の実は、通勤する道路わきで時期になると売っている。朝、通勤途中に車やバイクが止まり、買っているのをよく見かけていた。私も興味がわき、束になったものを買った。職場に行き、これは何で、どのようにして食べるのかを聞いた。説明を聞いても何かはよくわからなかったが、塩ゆでや生でそのまま食べるとのことだった。買ったものをネットで調べて初めて蓮の実と分かった。味は豆と同じで見た目も一緒のため、何も言われずに出されたら豆と思ってしまう。塩ゆでは美味しく、つまみにいい。

 遺跡見学に行き、帰りに寄った露店で試食した。その露店にはカシューナッツの木があり、実がなっていたので食べさせてもらった。カシューナッツはよく食べていたが、実の外側にカシューナッツが生るとは知らなかった。カシューナッツの実は水分が多く、わずかに苦みがあるような気がした。もいだばかりだったので、熟すまでにはなっていなかったのかもしれない。日持ちしないので市場には向かないと聞いた。のどが渇いた時の水分補給にはいいようだ。熟すともっと美味しいのかもしれない。

古山 徳春 2022-2次隊 土木

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