2024/11/18 Mon
生活 観光
コッコン良い所 1度はおいで♪
カンボジアと日本の親交は昨年で70周年を迎えた中、カンボジアの南西部に位置し、隣国タイの最南東部と隣接するコッコン州へ初代隊員として派遣されました。
海や山、大自然に囲まれたコッコンは蒸し暑かったり、天候も変わりやすい部分もありますが、人々は優しく気軽に声をかけてくれます。とても落ち着いた雰囲気で過ごしやすい地域で、海老や魚の海産物とドリアンやマンゴスチン、ランブータンの果物が名産品です。
もともとは島(コン島と言う意味)で、街の中心地と島を船が繋いでいました。21世紀に入り、コッコン橋ができた事で随分と流通が良くなったそうです。その影響からか、私の住んでいるアパートにはクメール人の他にもタイ、フィンランド、オーストラリア、トルコ、韓国、ロシア…etcと多くの国籍を有する人々がお互いを気遣いながら、和気藹々と生活しています。インターネット環境はあまり良くないですが、特にこれと言った不便はありません。祝日には祭り等のイベントもあり、地域の人々と交流を楽しむこともできます。先日はコッコンマラソンにも参加しました。
コッコン州は、おそらくカンボジア国内25州ある中で“最も移動が行いずらい州”であると思います。コッコンから直接行き来できる州は首都プノンペン(6時間程度)とシハヌークビル州(5時間半)だけで、どちらも午前午後1本ずつの便のみ。隣接しているカンポット州やコンポンスプー州、ポーサット州へは基本プノンペンを経由しないと辿り着けません。地図上では近いですが、バッタンバン州やシェムリアップ州にはルール上、1日では行くこと事もできません。道があっても舗装されていなかったり、山を越えるため道がなかったり、車(バス)が通れない等の理由で、首都を1度経由します。今は取り壊されてしまいましたが、“Welcame to KohKong(Thank you KohKong)”のモニュメントを通過してから街の中心地までは3時間半かかります。移動だけでかなりの時間を要し、疲労してしまうのが現状です…。ちなみにタイの首都バンコクへは6時間半で辿り着けます。
州の中心地から観光できるスポットを4つお薦めします。移動手段はアプリ等が使えないので直接交渉(時間や場所)となりますが、若干高めです。運動好きな方は4つとも走って行くこともできますのでチャレンジをするのもありでしょう。
1つ目は約7㎞離れたマングローブフォレスト。木陰道をのんびり散策しながら景色や鳥の囀りを堪能して下さい。
2つ目は約20㎞離れたタタイウォーターフォール。1時間ほどボートに乗り周辺を散策後、10分ほど歩くと到着。水もきれいで、軽く水遊びをする事も可。ウォーターシューズの持参をお薦め。ロッジ等もあるので宿泊も可能。
3つ目は約11km離れたパークロンビーチ。道中、水牛の群れを観る事ができます。誰でも気軽に入る事もできますし、日本で言う“海の家”的な場所も多数あり休憩もできます。海沿いをさらに奥に進めば、船着き場もあり、街の中心地を眺める事もできます。
4つ目は約11㎞離れたタイとの国境付近。日本は島国ですからなかなか経験することがないですよね。両国の間に100~200mくらいのスペースがあり、警備員さんに伝えれば手前側までは入ることもできます。タイとカンボジアの国旗やタイ湾を背景に写真撮影も可能です。
「コッコン、行ってみたいよね」…とたくさん耳にしますが、ぜひ有言実行を。来ていただけた際は、”ゆかいな仲間たち”と最高のおもてなしを考えます。
また、アトラクションが好きな方はぜひ、雨季真っ只中の7~9月に足を運んでください。きっと道中、楽しめると思います。(※雨季の午後のバスだと8時間かかる場合もあります)
2023年1次隊 小松 工
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