JICA海外協力隊の世界日記

カメルーン便り

幼稚園のクリスマス会

Bonjour!

青少年活動でカメルーンに派遣されている長尾です。

今回は、カメルーンの幼稚園について第3弾として、クリスマス会について紹介したい思います。

日本は冬真っ只中だと思いますが、カメルーンは乾季に突入したため、毎日とても暑いです。

そんなカメルーンですが、幼稚園のクリスマス休み(12月中旬から1月上旬まで)の前には、地域によりますがクリスマス会を行います。

11月下旬ごろから歌やダンス、劇の練習を始めます。そして12月に入ると、幼稚園で扱うテーマも「クリスマス」が中心になるので、クリスマスカードづくりやクリスマスに関係する単語を勉強します。IMG_5261.jpeg

そしていよいよ。クリスマス会当日!

私の任地であるエゼカでは、クリスマス会の時の子供たちの服装は各幼稚園によって決まっており、①普段の制服、②白いドレス、シャツとズボン③幼稚園指定のイベント用の制服の3パターンに分けられます。

基本的に園庭で大体11時過ぎから始まり、日差しが強くなる14時までには終わるスケジュールになっています。

クリスマスツリーの下には、子供たちのために保護者が準備したプレゼントが並べられます。このプレゼントは、イベント終了とともに、先生か園にやってきたサンタクロースが各子供たちに渡していきます。

クリスマス会が始まると子供たちが先生に名前を呼ばれて、前に出て劇やダンスを発表します。劇の内容は「サンタクロースにプレゼントをお願いする話」から、「先生が生徒にアルファベットを教える」、「お父さんに幼稚園に行きたいと説明する子供」などかなり多様な内容になっていました。歌もクリスマス定番の「ジングルベル」や「We Wish You a Merry Christmas」に始まり、賛美歌、今までに習った英語の歌、カメルーン人の歌手の歌まで幅広く歌って踊っていました。

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私が参加したカメルーンのクリスマス会で日本の幼稚園との違いで特に気になったことが1つあります。

それは、子供たちの劇やダンスが観客に好評だった時、観客がその子供のところに行き、お金で子供の頭を撫でた後、園が用意した箱にお金を入れるという習慣です。

これは子供にだけでなく、先生たちが歌やダンスを披露した時も同じような光景が見られます。最初は突然、観客がお金を投げるのでとても驚きました。

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イベント終了後は園によって様々ですが、成績表の返却、子供たちの作品の展示、子供たちにお菓子とジュースの配布をして、クリスマス休みへ突入します。

いかがだったでしょうか?

真夏のクリスマスは、寒いクリスマスに慣れてしまっている私にはなかなか慣れない光景です。国によってお祝いの仕方が同じだったり、違う点があるのは面白いですね。

それでは!

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