JICA海外協力隊の世界日記

カメルーン便り

幼稚園のカリキュラムと現場の課題について

Bonjour!

青少年活動でカメルーンに派遣されている長尾です。

今回は、幼稚園に関する第3弾として、カリキュラムについて触れたいと思います。

カメルーンの幼稚園の学年度は、9月から開始して、次の年の5月に修了します。

5月からは卒園式の練習などが授業のメインになるので、実際に授業があるのは9月から4月までの約8か月になります。

そして、カメルーンの幼稚園の大きな特徴として各月ごとに1ずつ、8つのテーマが振り分けられています。内訳はこんな感じです。

9月→学校 10月→体 11月→家族 12月→イベント 1月→動物 2月→野菜・果物 3月→職業 4月→乗り物

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先生たちは、それぞれの月のテーマに関係する言葉や、歌を子供たちに教えています。

私も活動の中で、各テーマに関連する英語の歌を子供たちと一緒に歌っています。

普段から沢山歌っている先生たちにとって歌は、楽しく英語を教えられる手段として人気で、子供たちといろいろな場面で私が教えた歌を歌ってくれています。

子供たちの特にお気に入りは、「Walking,walking」と「Head, Shoulder, knees and toes」のようで、私を見かけると駆け寄ってきてジェスチャーをしながら披露してくれます。

他にも、10月は自分の手をなぞって手の形を描いてみたり、1月は魚の模様を描いてみたりとテーマに合わせて活動内容を変えています。

カメルーンの幼稚園では授業の中でワークブックを使うことが多いです。その内容は、数字を書かせるものや塗り絵など意外と種類も豊富です。塗り絵は各テーマに合わせて進められるようになっていて、子供たちはいつも楽しそうに塗っています。

ワークブックはただ数字を書くだけでなく、簡単な足し算の穴埋めやイラストの中の仲間外れを見つけて色を塗るなど子供たちに考えさせるように作られています。一方で、子供の人数の多さ、先生たちのモチベーション、子供たちによってワークブックの進度が違うなどでワークブックの内容を学ぶことよりも、カリキュラムに沿ってワークブックを「終わらせること」がメインになってしまっている現状があります。

例えば、穴埋めの足し算では先生が答えの数字を最初から教えて書くように指示している場面をよく見ます。写真は「線がつながって、閉じている図形を塗りなさい」という問題に子供が取り組んでいる様子です。よくみると、すでに先生が正解の図形に少し色を塗っているのがわかるかと思います。子供は意味が分からないまま、先生に渡された色鉛筆で指定された場所に色を塗っています。

子供たちの「考える力」を育てることは、幼稚園にとって非常に大切な役割だと思います。様々な問題がある環境で、すぐにこの問題を解決するのはなかなか難しいですが、先生たちが難しくなく実施できて、子供たちの心の成長を支援できるアクテビティをこれからも活動を通していろいろ紹介していきたいと思います。

それでは!

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