JICA海外協力隊の世界日記

カメルーン便り

カメルーンの幼稚園の1日

Bonjour.

青少年活動でカメルーンに派遣されている長尾です。

今回は活動している幼稚園の日常について簡単に紹介したいと思います!

私が活動している幼稚園は朝8時から始まるため、7時半を過ぎると子供たちが登園してきます。8時になるとみんなで校庭に集まって円になり、歌とダンスを踊り、園内にあるカメルーン国旗を掲揚して国歌を歌います。その後、子供たちが持参した朝ごはんを食べる時間があり、大体830分くらいから授業が始まります。

カメルーンの幼稚園のカリキュラムでは、公用語であるフランス語、英語の授業に加えて、算数、体育、歌、現地語、環境、安全、図画、保健衛生、、、などなど沢山の科目があります!それに合わせて幼稚園では一応、時間割が決まっています。

しかし実際は、科目が多すぎて時間が足りない、道具がないことなどから、すべての科目がちゃんと実施されているわけではありません。

そして、これら各科目は学ぶ項目が毎週しっかり決まっています。例えば、フランス語の授業では1週目は挨拶、2週目は家族などなど。限られた時間の中でやらなければいけない科目が多く時間がない、内容が多い、そのため授業のスピードが早くなるため、教える先生も、覚える子供たちも大変なようです。

写真は、体育の日に実施した綱引きの様子になります。普段子供たちは制服を着ていますが、体育が行われる曜日は体操着に着替えて登園してきます。体操着を着ていない子供は体育に参加することができません!毎回10人くらいが体育を見学しています。この日の体育は、綱引きでした。子供たちが一生懸命綱を引いて、周りの子供たちも先生も大盛り上がりでした!子供たちの綱を引く時の掛け声は「オーエス」でした。日本と一緒ですかね?

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休み時間には、子供たちはみんな教室の外へ飛び出していきます。私の活動している幼稚園では2回の長い休憩があり、この時間は子供たちが輝く太陽の下、ずっと走り回っています()。カメルーンでは先生と子供が休み時間に一緒に遊ぶという感覚がないため、一緒に遊んでくれる大人の私が珍しいようでいつも大人気!ずっと子供たちに手を引かれて園庭を延々と歩き回っています。

そして、13時半ごろ幼稚園の授業が終わり、子供たちはお迎えの保護者達と一緒に帰っていきます。

いかがだったでしょうか?

ちなみに、幼稚園の大きなイベントとして12月はクリスマス会、5月は卒園式があります。この時期になると、ダンスや劇の練習がメインとなって、授業はほとんどお休み状態になります。

また、時期になったらイベントの様子を紹介できればと思います。

この記事を通してカメルーンの幼稚園の様子が伝わればうれしいです!

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