JICA海外協力隊の世界日記

カメルーン便り

任地俳句③【エゼカ】

皆さんお久しぶりです。髙倉です。
ぼんじゅーる!

皆さんいかがお過ごしでしょうか。

こちらは雨季が終わり、からっとした乾期に入りました。

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乾期は砂埃が多く舞うことによる喉の粘膜へのダメージから「病気が増える季節」と現地の人はおっしゃります。(なので雨季を好む人が多い。)
しかし、私は雨季よりも乾期の方が好きです。それはなぜかと言うと、常に最高の自然が見れるからですね~。
詳しく言うと、雨季の間には見ることが難しかった青い空ですが、雨季が終わった今、私の住む任地では、緑の木々と赤い土が青い空と相まって、まるで「額縁の外れた油絵」のように。そして絵画とは違い、限界のない自然として眼前に鎮座してくださります。人間の創作物は圧倒的自然の前には無力であることを毎秒知らしめられております。

芸術とは逆の身近な創作物と言えば車を思い浮かべる方もおられるでしょう。そんな圧倒的自然の中に、わずかに舗装された、かろうじて車が走れる道路を、車に揺られながら活動場所へ向かう道中この文章をしたためております。車の中は揺れても文字は揺れないの、文明ですねえ〜。


この地域はあくまで自然ありき、地球本来の姿に後から人間が手を加えただけであると感じさせられます。
その道路や車も地球上の物質から作り上げられたため、いずれ地球へ還っていきます。
あらためてどれだけ人類が近代化しようと、自然の前には敵わないんだろうなあと思う金曜日の昼間です。(ちょっと疲れてますかね…?)

とまあ、1週間の疲れを文字にぶつけるのはこの辺にしておいて、ここからは任地俳句のお時間です!!

今回の任地俳句はこれまでに紹介した私の任地(バンガンテ)ではなく、カメルーンの私の同期の任地であるエゼカという場所を、本人より賜りました俳句を写真と共に紹介したいと思います。

【一句】

現地語で 笑顔広がる 散歩道

良いですねぇ〜

エゼカに派遣されている同期によると、現地の人々は現地語を日常でもよく使います。だからこそ日本人である彼女が現地語で挨拶をすると現地の方がすごく喜んでくれるそうです。また現地語を積極的に教えてくれるそうで、現地語を通して「村の一員」として歓迎される気持ちになるそうです。首都ヤウンデからバスで3時間ほどの距離にある任地でも現地語が盛んに話されているのは、日本にいる皆さんにとっては意外なことなのではないでしょうか。

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(エゼカの街の様子)

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(山を見上げた景色)

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(ふとした瞬間に虹を見つけ、若干ブレながらもパシャリ)

以上のようにカメルーンにはまだまだ魅力的な任地がございます。

これからも俳句と写真を通してカメルーンの魅力をお伝えできればと思います。

風邪引くなよ。

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