JICA海外協力隊の世界日記

コロンビア共和国便り

#15 再エネ拡大活動【再生可能・省エネルギ-/赤本翔】

こんにちは!
2024年2次隊の赤本翔(あかもと しょう)です。
職種は再生可能・省エネルギーで、職場はボジャカ県ソガモソ市のSENA(国立の職業訓練校)です。今回は私の活動を紹介させて頂きます。
2025年1月末に現在の職場に初めて来てから、約1年5ヵ月が経ちましたがこれまで様々な活動に関わらせて頂きました。活動の種類を大きく分けると次の3つになります。

①ボジャカ県中のSENAで学生に太陽光発電の設計理論とメンテナンス理論の講義を行い、実際の太陽光発電システムでメンテナンスの実践演習を行います。
(本拠地はソガモソですが、これまでチナビタ、サンタナ、ドゥイタマ、ソラカ、サマカ、ラミリキ、パイパ、カリ、ボゴタの各SENAでも活動させて頂きました。また、ドゥイタマの大学でも3回講義をさせて頂きました。)

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理論説明.png

②SENAが推進しているクリーンエネルギーのプロジェクトの現地調査をして、その後太陽光発電システムや太陽熱温水器システムの設計をしたり、出来上がったシステムのメンテナンスをしたりしています。

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③SENAが推進している教育プログラム(テクノアカデミア)の活動として、市内の公立中学校に行き、日本文化の紹介を行ったり、生徒たちのプロジェクトの中で太陽光発電システムを使用するグループにシステムの説明をしたりしています。

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2025年におけるコロンビアの電源構成として約70%が水力発電、約20%が火力発電(石炭、天然ガス、石油)、約10%がその他(太陽光発電、バイオマス発電、風力発電)となっています。コロンビア政府は環境保護と資源枯渇の観点から、化石燃料による火力発電の割合を減らし、再生可能エネルギーの割合を増やしていく方針で政策を推進してきました。そして、近年太陽光発電が急速に増えていて、去年は太陽光による年間発電量が初めて石炭火力を上回りました。コロンビアは国土が広大な上に赤道に近いことから日射量も豊富で、太陽光発電にはかなり適した国です。これからもまだまだ加速すると思われます。
しかし、課題もあります。国内にメーカーがまだまだ少なく、システム設置のための装置のほとんどを輸入に依存しているため、設置コストは割高です。また、設置後のメンテナンスが追いついてない現状もあります。コロンビアでは設置工事ができる人は多くいますが、設置後の維持管理ができる人は多くありません。
私としては太陽光発電を増やしたいと思う一方で、今ある発電所をいかに長く維持するかも重要だと考えています。
だからこそ、今学生達に教えているメンテナンス理論とメンテナンスの実践演習を通しての再エネ人材の拡大の社会的意義は大きいと感じています。任期中に一人でも多くの再エネ人材を増やすために日々活動に向き合っていきます。

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