JICA海外協力隊の世界日記

コロンビア共和国便り

#03 カリブ海のミックスカルチャー世界遺産都市・カルタヘナでの活動【環境教育/吉田】

コロンビアのカリブ海沿いにあるカルタヘナで環境教育隊員として活動中の吉田です。

スペインの植民地だった時代があり城壁に囲まれた世界遺産の街並みは本当に美しく、セントロからすぐの海には1年中飛びこめる温暖な気候のために、世界中からバカンスに結婚式にと観光客が押し寄せ、多種多様な人種が集まり、陽気な人達が多く、常に賑やかで色鮮やかなカルタヘナです。

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配属先のウニコロンボ大学でも交換留学生やボランティアの受け入れが盛んで、コロンビア人の学生だけでなく、近隣諸国を含め、たくさんの国と地域の学生や先生たちと交流を持つことができます。

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9月中旬には隣国のパナマから沢山の講師がカルタヘナを訪れ、毎日カルタヘナにある7大学やセントロにてパナマの観光に関してや言語学、テクノロジーや医療分野と他分野における様々な講義が開催されました。

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そのため、他大学での講義にも参加させてもらい、雰囲気を見て回り、他校の生徒たちとも交流を持つことができました。

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またこの期間に「気候変動対策で何ができるのか」というテーマで7大学対抗のプレゼンテーションがウニコロンボで開催され、APC(コロンビア国際協力庁)からお声がけを頂き、7大学プレゼンテーションの選考審査員を一緒にさせて頂きました。

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コロンビアにて非常に感心しているのは、プレゼンテーション力の高さです。

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幼いころから鍛えられているようですが、自分の意見を長々と堂々と、文章を読むことなく、臆することなく自信をもって大勢の人の前で話すプレゼンテーション力があることです。

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学生たちが気候変動対策に関して熱弁する様子を間近で見て、今後のカルタヘナを変えていく力になるだろうと期待が持てました。

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パナマから講師が来たのと同日に、メキシコからも沢山の生徒たちがカルタヘナを訪れ、私は日本のサステナブルツーリズムについてのプレゼンテーションを発表させていただきました。

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後半に折り紙をお願いされていたので、メキシコの伝統的なカウボーイ帽子のソンブレロを折り紙で作ろうかと思っていましたが、意見を伺ってみると日本文化に関するモノが良いとのリクエストで、鶴に変更いたしました。

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日本に既に行ったことのある学生が2名いて、日本語も話せましたし、メキシコの生徒たちも日本文化に興味津々でとても嬉しくなりました。

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コロンビアにおりますが、コロンビアの人達だけでなく、沢山の国と地域の人たちと学校でもコミュニティでも関わりが持てて、どんどん繋がっていけるのがカルタヘナの魅力の一つでもあります。

カルタヘナの魅力は上げだしたらキリがないほど、本当に素敵な場所です。

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講師と生徒との距離間が近いのも、楽しそうで見ていて微笑ましいです。

今後も沢山の国と地域の人達をハッピーにするべく、環境教育に取り組みつつも、彼らの興味のある日本文化についても伝えていきたいと思っています。

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