JICA海外協力隊の世界日記

コロンビア共和国便り

ビーチクリーンで少しでも海を守る

初めまして。コロンビアのカリブ海に面した街、サンタマルタで水産開発隊員として活動しています。久保田畔菜です。

普段はマグダレナ大学の水産学科に属する、水産評価・生態研究グループで定置刺し網漁の研究を手伝っています。現在は、より低コストで網を作る方法、より水産資源を守れるような網を作る方法の研究をしています。

そして休日はさまざまな団体が主催しているビーチクリーンに参加しています!

私の任地のサンタマルタは海が1番の観光資源であり、隣にタイロナ国立公園があるため、市民の海洋保全に対する関心が高いように感じます。週末になると100以上あるビーチのどれかでビーチクリーンが行われており、早起きなコロンビア人が集まって海を守る活動をしています。(早起きが苦手な日本人は苦しんでいます)

ビーチクリーンはビーチを歩いてゴミを拾う、シュノーケルをつけて素潜りでゴミを拾う、タンクをつけてダイビングでゴミを拾うなど色々な方法で行っていて、それ自体がゴミ拾い宝探しのアクティビティのようで個人的にはとても楽しんで行っています。(一度素潜りで50,000コロンビアペソを見つけました)

しかし、保全に関心がある市民がいる一方で、そこら辺にゴミを捨てることに何の躊躇もない人も多くいます。。よく漁に連れてってもらう漁師たちも食べ終わったお菓子の袋を海に捨てていたりして驚きます。

根本的にこの意識を改善しない限りは海が汚されていく一方に感じますが、ビーチクリーンをしている姿などが少しずつ市民の考えの変化につながればと思います。

少しでも綺麗な海を守るために。

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