2025/08/14 Thu
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メデジンの花まつり


メデジンの花まつりは毎年8月初旬に開催されるメデジン最大のイベントです。2025年の今年、8月1日から8月10日まで開かれましたが、そのクライマックスは最終日に行われる「Desfile de Silleteros:花飾鞍の行進(これは私の勝手な日本語訳)」です。花で飾った鞍を背負い、当地の民族衣装を着た農家の人たちが市の中心部を練り歩く姿は花まつりのフィナーレを飾る最大のイベントでもあります。行進の準備作業は前日の深夜から地元警察やメデジン市役所の協力のもとで進められますが、市役所で活動する私は今回このまつりの舞台裏に参加することができましたのでその様子をご紹介したいと思います。
最終日前日の深夜250台ものピックアップトラックと市役所職員が街なかの待機場に集結し、そこからメデジン市東方の郊外Santa Elenaという農村地域に向かいます。一帯は標高が2600m、市中心部より1000mも標高が高く気温は6度も低くなります。この地域には販売用の花卉を栽培する農家が点在しており、花まつりで披露する鞍はここの農家の人たちが手作りで制作するのです。農家それぞれに独自のモチーフを考案し、素材となる色々な花を摘み取り、木や竹で組んだ鞍に一つ一つの花を飾り付けしていきます。
農家のまわりには花畑が広がり眼下に雲が漂っています。家屋にもたくさんの鉢花が飾られていて自然に囲まれたとても豊かな生活を過ごしているのが感じられます。
花飾りの鞍を制作するには30日もの日数をかけるものもあるそうで、まじかで見ると農家の方の丁寧な作業と花に対する愛情が感じられます。まつりの10日間はこれら花農家にとって1年で最も大事で楽しい期間で、花飾りの仕上げ作業を行う一方、親戚・友人を自宅に招いてパーティーを開くのだそうです。
行進当日の早朝、一軒ずつの農家を車で訪問し花で飾った鞍を車に積み込みます。ある農家では親戚や友人を招いての宴会がまだ続いているところがあったり、訪れた市職員の我々にコーヒーやビールを差し出してくれる家庭もあります。
花で飾った鞍は丁寧に車に積み込んでパレード会場まで運び、本番の行進を待ちます。花まつりのこの時期、市内のレストランや商店、職場でも飾付けを行うところもあり、最後の写真は市役所内の執務室の様子です。花まつりの時期は是非メデジンにいらして下さい!
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