JICA海外協力隊の世界日記

コロンビア共和国便り

コロンビア 再発見! (活動の紹介②)

こんにちは。 ボゴタで再生可能・省エネルギーで活動中の半田滋です。

今回のテーマは「活動の紹介②」です。

ハベリアナ大学ではPiES(Programa integral de Experiencias Significativas(有意義な総合体験プログラム))といって、7~12歳の子供たち向けの教育プログラムを行っています。 理学部、建築デザイン学部、工学部の教員が毎土曜日午前中に全16週、子供たちにわかりやすく説明し、幼少期から科学に親しんでもらうのが目的です。 8/23は地震や津波がテーマだったので、地震の多い日本について説明させて欲しい、とお願いして1コマ50分間受け持つことになりました。 大学には研究用の起震装置や洪水のモデル設備などがありますので、それらを使って子供たちに体験させる先生もいらっしゃいました。私は2週間前からパワーポイントで説明資料を準備し始めましたが、会社員時代によく作っていたようなものでは子供たちはすぐ飽きてしまうだろう、と気付いて大きな方針転換をしました。

前半は「津波」、「地震」に関係する「水」、「地」の漢字のなりたちや書き順などをアニメーションを使って説明した後、子供たちの名前をカタカナで書くプリントを用意しました。 後半は東日本大震災の写真を見せながら、津波や地震の際の避難について、日本の小学校の訓練を紹介しました。私の子供たちが卒業した小学校の合言葉、「おすしも(おさない、すばやく、しゃべらない、もどらない)」を復唱してもらいました。 また、ボゴタでは津波はありませんが、旅行先で津波の危険が迫った時はとにかく上へ上へ上がるようにと、動画や写真を使って説明しました。

最後に習字で全員の名前を書いてあげました。習字は何十年ぶりで、下手くそな字でしたがこれが子供たちに一番喜んでもらえたようです。 私も準備から子供たちとの交流まで、とても達成感のある活動ができました。

今回は「活動の紹介②」について書いてみました。

それではまた、アスタルエゴ!

写真1 漢字の成り立ち

写真2 合言葉 おすしも

写真3 何十年ぶりの習字

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