JICA海外協力隊の世界日記

コロンビア共和国便り

コロンビア 再発見! (ボゴタのバス事情)

こんにちは。 今回のテーマは「ボゴタのバス事情」です。 現在ボゴタには鉄道はなく、公共交通機関としてはトランスミレニオというバス路線網が庶民の足となっています。急成長するボゴタにとっては鉄道設置が必須で、過去に何度も建設計画が浮上しては消えた歴史がありましたが、ついに2019年に中国主体の建設プロジェクトが締結され、2028年の運用開始を目標に工事が進められています。

先週2日間私のアパートからJICA支所までトランスミレニオで往復する機会がありました。バス停の表示には行き先がたくさん書かれているのですが、「これに乗るんだよ」と唯一教わった路線が来るのをひたすら20分待って乗り込みました。まだボゴタの地名と位置関係が把握できていないので、間違ったバスに乗ってしまうととんでもない場所に連れて行かれてしまいそうで、不安なバスデビューでした。渋滞もあり40分もかかりましたが、無事到着できてほっとしました。2年の任期中にトランスミレニオの達人になれるかどうか自信がありません。

JICAの安全ブリーフィングで、トランスミレニオの中ではスリや強盗にあう危険があると紹介されていたので緊張して座っていると、若い男性が運転席横の改札を乗り越えて入ってきました。「早くもピンチ到来か?」と慌てたところ、その男性は持参してきた機械にマイクを差し込み、カラオケで歌い始めました。結局バス停二つの間に一曲歌い、数人から小銭をもらって降りていきました。

次の日は犬を連れた男性が乗車してきて椅子に座ると、犬も隣の席に座っておとなしくしていました。急ブレーキでも椅子から落っこちず、慣れたものだと感心しました。ほかの乗客も驚く様子もなくよくあることなのかもしれません。 今回は日本ではあり得ないことが起こる「ボゴタのバス事情」について書いてみました。

それではまた、アスタルエゴ!

写真1 バス停の行き先表示

写真2 車内で一曲(ちょっとピンボケ)

写真3  バスの中の犬

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