JICA海外協力隊の世界日記

コロンビア共和国便り

モンテリアからこんにちは。

こんにちは。コルドバ県モンテリア市に SATREPS 牛肉プロジェクトの業務調整員として赴任いたしました、菊地梨沙と申します。2025年10月初めにボゴタからモンテリアに到着し、気が付けば早くも1カ月以上が経ちました。この辺りで一旦、公共の場で恐縮ですが、この1カ月を振り返ってみたいと思います。

私は以前からコロンビアには何度か訪れていましたが、今回モンテリアに赴任するまで、コルドバ県もモンテリア市も失礼ながら名前を聞いたことがなく、どんな場所なのかまったく想像ができませんでした。グーグルマップで調べても、街の象徴である茶色い川(Río Sinú)以外、目を引く観光地が見当たらず、「のどかな田舎町なのかな」という印象を持ったまま到着したのを覚えています。写真は到着時にモンテリアを上空から撮ったものです。

そして、実際に到着してからの印象は以下の通りです。

①暑い

②車の窓が黒い(中が見えない)

③人が温かい

④コロンビア人、朝が早い

⑤食べ物は美味しいけれど、高カロリー

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① とにかく暑い

まずは気候。ここはカリブ海地域の熱帯気候で、年間を通して気温は30度前後。湿度も高く、蒸し暑い日が続きます。ただ、日本のコンクリートジャングルのようにビルの照り返しがない分、まだしのぎやすい気がします。

モンテリアに来て自己紹介をすると、地元の方はほぼ決まって「モンテリアどうだ? 暑いだろ~?」と言ってくるので、地元の誇り(?)でもあるようです。

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② 車の窓が黒い

車の窓の黒さは、この暑さと日差しに対応するためです。こちらでは InDrive(Uber のような配車アプリ)をよく使うのですが、ほぼすべての車に濃い遮光フィルムが貼られており、外からはまったく中が見えません。初めは乗り込むのに少し勇気がいりましたが、中に入ってしまえば陽気なコロンビア人のドライバーさんが迎えてくれます。

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③ 人が温かい

「陽気で明るく親切」。これは私の中のコロンビア人のイメージですが、来るたびに実感します。毎回、訪問者を温かく迎えてくれるというのは国として本当に素晴らしく、コロンビアが非常に豊かな人的資源を持つ国だと改めて感じています。国として歴史的に多くの困難を抱えてきた背景もありますが、それでも明るさと前向きさを失わない人々に、心から敬意と好感を抱いています。

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④ 朝が早い

これはコロンビアに来た日本人なら誰もが感じることではないでしょうか。私も最近は毎日5時半起き、7時半には事務所のデスクに座っています。ただ、早寝に慣れてしまえば意外となんてことなく、なんでも慣れだなと感じています。早く仕事を始めると、その分早く仕事を終え、趣味やリラックスの時間がしっかり取れ、時間の有効活用だと思っています。

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⑤ 美味しいけれど高カロリーなコロンビア料理

最後に、コロンビアの美味しいけれど高カロリーな料理をいくつか紹介し、モンテリアに到着してからの振り返りを締めくくりたいと思います。コロンビア料理はとても美味しいのですが、総じて高カロリー。お肉、Bocachico(お魚)、Mote de Queso(チーズのスープ)、Patacones(バナナの揚げ物)など、誘惑が多いので気をつけたいところです。

私は到着後、何かに当たったのか、お腹を壊してしまいました。原因ははっきり分かりませんが、その時に大いに助かったのが、薬局で1包から買える Floratil という酵母菌のお薬。教えてくださった方に感謝です。

Floratil.jpg

街の象徴Sinu川のクルージングでは大変美しい夕日が見れます。

以上、とりとめもない日記になってしまいましたが、まだあまり知られていないモンテリアやコロンビアの日常を、個人的な視点から今後も少しずつ発信していければと思っています。自分自身の備忘録としても、引き続き「世界日記」を投稿してまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

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