JICA海外協力隊の世界日記

ジブチ便り

活動視察(SOS子供の村)

青少年活動の隊員が活動しているSOS villages d'Enfants DjiboutiというNGOを視察しました。

ジブチには地方都市タジョラとここジブチ市内バルバラ地区に2か所のセンターがあり、隊員はバルバラ地区のEラーニングセンターで活動しています。ここの施設は今年10月で10周年ということで先日10周年記念の式典もありました。

研修希望者は多く500名程度の応募に対し、施設の大きさから毎年200名から250名程度の若者(16-25歳程度)を受け入れているそうで、10年間で約2500名を受け入れたようです。
他国でもそうですが、ジブチでも若者の失業率が高いことから雇用に繋がるような研修を行っていました。
インターン先を探すのは大学や職業訓練校などとも競合するため簡単ではなく、公共機関や中小企業などとのマッチングが重要のようです。
ジブチ人は人材募集をしていないJICAジブチ事務所のフェースブックにも履歴書を送ってくるそうで、こんな感じで色々な団体や企業に送れば、もしかしたらチャンスがある、神が望めば採用に繋がる(インシャーラ―)と思っているのかもしれません。すごく前向きですね。
隊員は雇用に繋がるように求人情報をモニターに表示させたりSNSグループで求人情報の配信、スポーツ、日本語講座などの活動を行っていました。
このセンターでは、雇用のための研修だけでなく、ビジネスプランの作成や起業資金の提供などの支援も行っていました。
また、地域団体のリーダーの育成や運営能力強化を図ることで、彼ら自身で地域開発、人材育成、社会的弱者や障がい者支援が行えるようにすることを目指して活動を行っているとのことです。

EUの支援を受けてプロジェクトを実施中 Lancement du projet ONG SOS Villages d’Enfants | EEAS

SOS villages d'Enfants General information on Djibouti   *フェースブックの方に最新の情報が載っています。

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