JICA海外協力隊の世界日記

ドミニカ共和国便り

赤ちゃんの性別、発表します!/コミュニティ開発

暫く時間が経ってしまいましたが、

友人の弟夫婦に赤ちゃんが生まれる!ということで「ジェンダーリビール」に参加してきました。

その名の通り、生まれてくる赤ちゃんの性別をお披露目するイベントです。

何となく、海外セレブがよくやってるイメージのジェンダーリビールですが、

もともとは、アメリカで母親が赤ちゃんの性別をサプライズ発表する様子をSNSに投稿したことがきっかけで、2010年頃から広まったものだそうです。

ドミニカ共和国ではアメリカの影響が色濃いからか、

取り敢えずパーティーが大好きな国民性だからか、割と定番のようです。

(といっても、比較的裕福な家庭に限られているような気もしますが)

両夫婦の親族が勢ぞろいの中、何故か1人日本人がいるというアウェイ感でしたが、

そんなこと誰も気にしてないところも、ドミニカ人の素敵なところ。

ゲストたちは、男の子か、女の子か事前に予想します。

男の子だと思ったら、紙おむつを

女の子だと思ったら、おしり拭きを

夫婦にプレゼントします。

私は男の子だと予想して、紙おむつを持って行きました。

なんで男の子なら紙おむつなの?と聞くと、

男の子の方がいっぱいウンチするから、とのこと。(真偽は不明)

今まで参加したことがなかった私は、ただサプライズ発表があるだけなのかと思っていたら、

親族たちが準備した沢山の手作りお菓子や飲み物

チーム男の子と、チーム女の子に別れて色んなミニゲームがあったりと

正直、こんなにするんかい!と思いましたが、楽しませてもらいました。

そして、いよいよ性別発表!

カウントダウンとともに、まずは夫婦がケーキ入刀。

中のクリームはブルーか、ピンクか・・・なんとレインボー!

という、ちゃっかり多様性意識の演出もあり、場が和みます。

次に運ばれてきた大きな箱を夫婦がせーのっで開けると、中からはピンクの風船が。

「女の子だ!!!」

という歓喜の声、抱き合う家族たち、嬉し泣きしているおじいちゃんの顔

パパになる旦那さんも、この瞬間まで知らされてなかったそう。

みんなの幸せが溢れる空間でした。

男の子か、女の子か、たったそれだけのことを全力でお祝いするわけですが

結局、性別なんてどっちでもよくて、どっちも嬉しい。

こうやってみんなが心待ちにしてくれているということ自体が、

新米夫婦にとっても、生まれてくる赤ちゃんにとっても、心強いことだなと感じました。

ただのtía japonesa (日本人のオバチャン)に過ぎない私も、

この子が元気に生まれてきてくれることを心から楽しみにしています。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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