JICA海外協力隊の世界日記

ドミニカ共和国便り

小学校教育/伝統的行事・カーニバル

こんにちは。今回は2月のカーニバルについて紹介します。

カーニバルはドミニカ共和国の伝統的行事の一つです。毎年2月の毎週日曜日に全国各地で開催されます。ラ・ベガ、サンティアゴ、モンテ・クリスティ、プエルト・プラタなどがカーニバルで有名な地域です。煌びやかな衣装と仮面を身に着け、大音量の音楽とともに街を練り歩きます。

特に有名なラ・ベガには毎年国内外から何千人もの観光客が訪れます。

歴史

16世紀にラ・ベガで始まりました。アメリカで最も古いカーニバルのお祭りの 1 つです。

スペインの入植者がを持ち込んだ宗教的、文化的な祭りが最初のカーニバルだと記録されています。その後、カリブ海に到着した奴隷によってもたらされたリズム、ダンス、仮面というアフリカ文化が、スペインから来た文化と融合しました。

ドミニカ共和国が国家として発展するにつれ、カーニバルはラ・ベガを越えて拡大し、国内の各地域で独自の特徴を帯びるようになりました。 1844年、カーニバルの開催日が2月27日の国の独立宣言と重なったことでより国民的な性格を持ちました。

特徴

衣装、ダンス、音楽などの、先住民、アフリカ、ヨーロッパのルーツが融合しているという特徴があり、この国の文化的多様性を表す場となっています。

6つ並んだ写真のうち上4つがラ・ベガ、下2つはサンティアゴでの写真です。

ラ・ベガの仮面のモチーフは悪魔、サンティアゴのモチーフは豚です。

カーニバルに登場するのは仮面をつけた人だけではありません。右下はロバ・ラ・ガジーナの写真です。これはカーニバルのアイコンの一つで、幅広のスカートにおもちゃの鶏やキャンディーなどのアイテムが詰まった衣装が特徴です。

サンティアゴのカーニバルでは長い長い鞭を持ちます。この鞭を大きく振り回し大きな音を立てて地面に打ち付けながら歩きます。

ラ・ベガでは水で満たした豚の膀胱を持ち、これで人々のおしりを殴りつけながら歩きます。私もこれでお尻を殴られて大きな痣が二つできました。パレードに並んで歩く人々はみんな手でお尻を守りながら歩いていました。

この記事を書くにあたってCultura Dominicana のホームページを参考にしました。

https://culturadominicana.org/carnaval-dominicano/

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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