2025/08/01 Fri
イベント
コミュニティ開発/プライド・パレード


先日、首都サント・ドミンゴで開催されたプライド・
6月は「プライド月間」と呼ばれ、世界各地でLGBTQ+
2007年に始まったこのパレードは、今年で18回目を迎えます。
当初は暴力の懸念から自動車(キャラバン)による行進のみだったそうですが、現在は国から認可を得て平和的に行われます。
たくさんのレインボーフラッグと、参加者のカラフルな衣装が、 青空と旧市街の街並みによく映えて綺麗!
日本だと、デモ行進のようなイメージが強く、
ここドミニカ共和国では、各々が自由に自己表現し、
巻き込み方が自然で、 政治的メッセージ云々より楽しむことに全力なところが、 この国らしくて素敵だなと思います。
正直ここに来る前までは、 キリスト教の国だからという多少の固定観念がありましたが
想像よりずっとオープンな印象に変わりました。
最初に驚いたのは、自分がセクシュアル・
たとえば私が通うジムには男性がいないのですが、
なぜかというと、下半身を鍛える器具しか置いてないからです。
この国では、
お尻が大きくて、肉付きのいい脚が理想とされる、 そういう美的感覚のようです。
私もここで、たくさんのゲイの友達ができました。
彼らも目指すはプリプリのお尻。
鏡の前でポージングしてながら、入念に筋肉のつき具合をチェックします。
話しているととても可愛らしい彼らですが、 持ち上げる重量は全然可愛くない。
周りも特別扱いをせず、自然に受け入れています。
それだけ、ごく普通なことなんだと思います。


とはいえ、 この国ではまだ同性婚や性別変更は法律上認められていません。
偏見や差別もあることは事実です。
勿論、 宗教的な影響も大きいですが、
トルヒーヨ独裁政権時(1930~1961)には、 同性愛者だと「告発」 された者が政治や社会から排除されるという、 政治的武器に利用された背景もあり、
セクシュアル・ マイノリティへの暴力や差別を助長したという話もあります。
それでも時代の流れとともに、
一方で、ふと気になるのはゲイは身近に沢山いるのに、
日本でも同じですが、
ゲイは割とポジティブに受け入れられる対象になってきているのに、
それ以外のセクシュアル・
カミングアウトしにくい環境にあるような気がしています。
受け入れられない、というのも一つの価値観とも言えますが
それぞれの価値観を強要せず、 尊重できる社会になればいいなぁと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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