JICA海外協力隊の世界日記

ドミニカ共和国便り

コミュニティ開発/マラソンレポート

先日、ドミニカ共和国第2の都市、サンティアゴで開催されたマラソンに参加してきました。

参加者2,500人、22カ国から参加する国際規模の大会です。

アジアからは日本だけだったので、隊員・JICAスタッフの方々と、アジア代表として走ってきました。

実は10月に、首都サントドミンゴでフルマラソンに出てきたのですが

永遠と続く海沿いコースに、ハーフの周回ルートを2周という、見事にメンタル粉砕したため

今回はちゃんとコースを事前にインプットした上でハーフに挑戦です。

サンティアゴは2回目の訪問。

首都のような雑踏感はなく、ふと通りに入ると何だか懐かしい雰囲気の街並みがあり、とても素敵な町です。

(詳しくは小学校教育隊員、池田さんの記事をご覧下さい!)

あと、坂が多いんですね。

今回の難所は、レース中盤とゴール手前直線の登り坂。

最大高低差130mと、一般的に100mがビルの33階に相当すると言われるので

なかなかハードであることが分かります。

この日は天候も曇り、気温も22℃前後とかなり好条件でした。

サンティアゴのランドマーク、モニュメントからスタートし

市街地から大学の構内を抜け、ハイウェイを走り、最後は長いUターンから再びモニュメントまで戻り、フィニッシュ。

「がんばれチニータ!(アジア人女性の呼称。中国人の”チーナ”からきている)」と声援をもらいながら

なんとか最後まで楽しく走ることができました。

ドミニカ共和国のマラソンは、時間制限はありません。

全員完走できる!!

日本では、交通規制の関係上、フルだと6〜7時間の制限があり

いくつかの関門が設けられ、制限時間以内に通過しないと「収容バス」に回収されてしまいます。(このときの光景ほど悲しいものはない)

また公道を走るためには、莫大なお金を国や自治体に払う必要があり、そのため河川敷や公園を走るマラソンも多いのですが

聞いたところによると、ここドミニカ共和国では同じように公道を走っても、実質タダだそう。(交通規制がありますが、ランナーは車と並走している)

日が昇ると一気に気温が上がるため、まだ涼しい早朝にスタートします。

となると、遠方からのランナーは前日から現地入りする必要があるので、ホテルやレストラン、観光などでお金を落としてくれる仕組みができるのです。

大会運営費が安く抑えられる上に、地域経済への効果も高い。

この国でマラソンは、地域興しに一役買う無限の可能性を秘めています。

日本の地方マラソンも、地元の特産品や様々な特色で集客に工夫しています。茨城メロンランや、山形のワインマラソンなんかも有名ですね。

ドミニカ共和国でもマンゴーランとかラム酒マラソンできないかなぁ。

ゴールした後は、スポンサー企業の商品の試食や試飲ができるブースや、無料でマッサージを受けられるエリアもあり、とても充実しています。

銭湯がないことだけが、とても残念。。

最後はビールで失ったカロリーをしっかり取り戻しました。

これからも、面白そうな大会があれば、出てみたいなと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

※写真は大会公式HPより一部拝借しました。

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