JICA海外協力隊の世界日記

ドミニカ共和国便り

独立記念日と『Ojalá Que Llueva Café』(#1 小坂けいと/観光)

2025年度2次隊(観光)・小坂けいとです。
ドミニカ共和国北部に位置するエスパイジャット県ハマオ・アル・ノルテという小さな町で活動しています。

2月27日は、ドミニカ共和国の独立記念日。

1492年のコロンブス上陸に始まるスペイン植民地時代、続くフランスからの支配を経て、島を分かつ隣国ハイチによる統治から1844年に独立。しかしその後もアメリカ軍による占領や長期の独裁政権が続き、民主化が進んだのは20世紀後半になってからのこと。独立から182年が経ちますが、その歴史は決して穏やかな時間ばかりではありませんでした。

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私の町では早朝のミサに加えて、赤白青の国旗柄の衣装に身を纏う若者によるパレードとダンスパフォーマンスが行われました。数週間前から学校帰りに集まっては練習に励む近所の子どもたちの姿を見ていたので、ハレの日の舞台を楽しみにする親のような気持ちで当日を迎え、本番はカメラを片手に手を振り合うなど、町内運動会のような賑やかな雰囲気を楽しみました。

クライマックスはドミニカ共和国発祥の音楽、メレンゲバチャータに合わせたダンス。

中でも、国を代表するアーティストJuan Luis Guerra『Ojalá Que Llueva Café』では、ゆったりとした陽気なメロディーに町中が一体となって盛り上がりました。歌詞の中に何度も出てくるタイトルは、「コーヒーの雨が降ったらいいのになあ」という意味で、コーヒーの他にもキャッサバや蜂蜜などさまざま食物が降ることを願う歌詞が連なります。おとぎ話のような言葉の影に、田舎で暮らす人々への想いが滲む一曲です。

ドミ共のみならずラテンアメリカに広く愛されているこの曲が、お祝いの日に鳴り響き、踊られる光景に、未来へ向かう町の前向きな気持ちが重なって見えて、心温まる1日になりました。

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