JICA海外協力隊の世界日記

ドミニカ共和国便り

音楽/伝統的な楽器

¡Hola! 音楽隊員の井上です。

以前、ソナコロニアルを観光していると、たまたま「Palo」についてのワークショップを開催しており、入ってみることに。(ソナコロニアルとは、中南米で初めてのスペイン系ヨーロッパ風の植民都市として築かれたサントドミンゴ旧市街で、同国唯一の世界遺産です。)

今日は「Palo」について紹介したいと思います!

Palo の特徴

起源

西・中央アフリカから強制的に移送された人々の文化。

カトリックの聖人崇拝と結びついていて、民間信仰や聖人祭fiestas patronales)で演奏される。

名前の「Palo」は、使われる太鼓が 木製の胴(palo = 木の棒、木材)から作られていることに由来。

音楽的特徴

打楽器中心。特に「palos(パロス)」と呼ばれる縦長の太鼓が主役。

Palo.jpg

Palo Mayor(大きい太鼓、リーダー的役割)  Palo Menor(小さい太鼓、伴奏的役割)

裸足で踏みならすステップや手拍子とともに演奏される。

即興性が強く、歌い手とコーラスの掛け合い(コール&レスポンス)で進む。

客席にいた人たちも参加し、最後は実演してくれる流れに!

楽譜はなく、本当に暗黙の呼吸でぴったりとそろいます。

このライブ感たまらないです…

そして、形が気になった楽器があったので最後見せてもらいました。

ベリンバウ(berimbau)という楽器で、ブラジルの伝統的な楽器だそうです。

弾き方もプロの技です。白の小石を使って音程を変え、自由自在に音色を操っていました。

この楽器について調べてみると、単に音を鳴らすための道具ではなく、さまざまな歴史と深く関わっていることが分かりました。

やはり音楽と歴史は強く結びついているのだと実感します。

また、国や地域によって音楽の発展や文化のあり方が異なるので、さらに多くの音楽について学んでみたいと思いました。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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