JICA海外協力隊の世界日記

エクアドル便り

No.39 迷いながら、寄り添いながら ― エクアドルの介護現場から

①自己紹介
2024年度3次隊の吉井育子です。エクアドル・Cayambeの高齢者介護センターで、私は毎日、迷いながら、そして学びながら過ごしています。

言葉も文化も違う中で、「何ができるのか」「どう寄り添えばいいのか」を考え続ける日々。
まだ答えは見つかっていませんが、寄り添う気持ちを大切にしながら、一日一日を大事に重ねています。

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②活動紹介
私が働く施設はとても広く、少し傾斜のある場所に建っています。一番上に食堂があって、高齢者は1日3回その坂道を登って食堂にいきます。私も毎日10,000歩以上歩くようになりました。
ここには30名の高齢者が生活されていて、最高齢は96歳。
通いで25名の方が週3回来られます。
入所高齢者の約半数が見守りや介助が必要です。
私の一日は朝食介助から始まります。朝食が終わるとシャワー介助、間食の介助、食前の手洗い、食堂誘導、昼食介助と配属先のスタッフと一緒に働いています。
重介護者が多いためスタッフの介護負担がとても大きいのですが、日本のように便利な福祉用具が揃っていません。今一番思うことは、スタッフの介護負担を少しでも減らしたいということです。介護負担軽減のための介護技術を伝えることはもちろん、安全で移乗しやすい車いすやベッドなどがあればいいのにと切実に感じています。
午後はアクティビティ、間食の介助、夕食の誘導までして終わりです。週1回、通いの方のアクティビティも担当しています。
他者との交流の機会を増やし、機能の維持・向上と生活の質向上につなげたいと思っているのですが、今は試行錯誤中です。
最初のアクティビティはちぎり絵。デザインと下絵を準備したのですが、出来上がりはこんな感じ。

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思い描いていたものとは違う出来栄えですが、みんなで最初に作った作品です。大事にしたいと思います。2作目はバレンタインデザインにしました。
通いの方々はお元気ですので、介護予防・認知機能の維持向上につながる内容にしています。日本文化紹介もかねて、書道やお手玉を使った体操等をしました。

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介護は人と人とのかかわりの中で行うもので、常にコミュニケーションをとり信頼関係を築くことが求められます。スペイン語で日々悪戦苦闘していますが、身振り手振り等あらゆる手段を駆使し、それなりに会話できている気がします。

③食べ物紹介
Cayambeといえば、BizcochosとQueso de hojaです。市内にはたくさんのBizcochos屋さんがあって、とても美味しくて私も大好きです。
休日にカフェに行って、ゆっくり過ごすのが今の私の癒しタイムになっています。

*Bizcochosとは、甘くないサブレのようなお菓子のこと。
*Queso de hojaとは、円筒形をしていて緑の葉っぱで包まれて提供される生乳から作られるフレッシュチーズのこと。

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