JICA海外協力隊の世界日記

エクアドル便り

No. 40 アマゾンに住む人々の自然観

表紙写真:アマゾン川で舟を準備する先住民族の人

Hola!みなさん、こんにちは。
アマゾンの玄関口であるエクアドルのプヨ市で、学校を巡回しながら環境教育をしている雑賀悠月です。今回は私が生活していて感じた、アマゾンに住む人々の自然観をお届けします。

アマゾンと聞くと、どんなイメージがありますか?
わたしはここに来るまで、教科書でしか見たことがありませんでした。
実際には、これまで見たことのない色の生き物で溢れていて、これは自然が作り出した色なのかと、目を疑うほどの景色が広がっています。すべての植物が生き生きとしていて、生きているという感じがします。

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写真:アマゾンのトレッキング中に見つけた植物たち

そしてエクアドルの人々は自然をとても大切にしています。
私の住んでいる町には、カカオ農園があります。以前そこを訪れた際に、カカオ農園の敷地にパイナップルの木が植えられていました。
そこで理由を尋ねると、農園には定期的に猿が来てカカオの実を食べてしまうそうです。
そこで彼らは、猿が好きなパイナップルを植えて、自分たちが作るカカオの実を守りつつ、猿も共存できるような環境を作っていました。
小さなことですが、排除するのではなく共生するという選択肢を取っていることは、とても素敵だと思いました。

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写真:さまざまな大きさのカカオの実

また日本で登山をしていると、遭難しないようにオフラインでも位置情報が分かるアプリがあります。しかし彼らはそれらを使わず、自分の感覚を頼りに進んでいきます。
それはこの道を何度も行き来し、状況を把握しているからです。その時々で状況は変わるため、その都度最適なルートを見つけながら進んでいきます。そして歩きながら草を刈り、道を整えます。
船で川を渡ったり、川で泳いだり、食べることができる果物を見つけて、食べながら歩いたり。目一杯に自然を感じることができる時間は、日々の活動をがんばるための源です。

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写真:アマゾンのジャングルトレッキング中のひとこま

わたしは将来日本で、自給自足に近い生活をしたいと思っています。
ここに来てからより一層、日本の伝統的な暮らしを大切にしようと思いました。
それは日々の暮らしの中で、エクアドルの人々が、自分の住んでいる国や伝統的な文化を大切にしているのがすごく伝わるからです。エクアドルの人々は生きる力が強いです。  
自分で食べるものは、自分でつくる。日々のなかに、理想の暮らしを創るためのヒントが散りばめられています。
そしてこれからも、陽気でとても優しい、この町の人々とともに活動していきたいです。機会があれば、ぜひ遊びに来てください。

読んでくださって、Muchas gracias!

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