JICA海外協力隊の世界日記

エクアドル便り

No.15 『南米で1番最初に登録された国立公園 』

¡Hola! みなさんこんにちは、JICA海外協力隊の川満日向子です。

沖縄から出たことのなかった私は今、地球の反対側エクアドル共和国で環境教育隊員として日々奮闘しております。

そこで今日は、私の配属先であるプルラウア地球植物保護区について、世界中の人が来ずにはいられなくなるような情報を目一杯お届けしていきたいと思います。

首都キトから北に50km、車で50分走って赤道公園を越えた先にあるのが、ここプルラウア地球植物保護区。

タイトルにあるように、プルラウアは1966年にエクアドル初の、それどころか南米内でも一番最初に登録された国立公園です(なんと、かの有名なガラパゴス諸島より先なんですよ…!)

そんな歴史ある保護区の目玉はなんと言っても、標高2800mから見下ろすカルデラ内の景色。

その写真が、はいこちら!

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明け方、この景色を拝みながら飲むインスタント味噌汁にふかーーーい感動を覚えられるのは日本人の特権です。

ここは約2400年前の火山噴火によってできたカルデラで、カルデラ内には100人ほどが居住しています。エクアドルはどこを見渡しても素晴らしい山々が連なっていますが、

プルラウアもまた違った表情のアンデスが垣間見える場所です。

そしてもちろん、見どころは景色だけではありません。

南米に生息する唯一のクマ科であるメガネグマをはじめとした多種多様な動植物。


うーん、エクアドルには動物園がほとんど無いのも納得です。こうして見れちゃうんですもん。

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さらに、スペイン統治時代の歴史的文化遺産も残っていたり、活火山であることがよくわかる火山ガスの噴出している池など見どころ満載。

それに、“地球植物保護区”ってなに?どういうカテゴリー?なんて思ったそこのあなた!いい目の付け所です!

実は、多くの自然保護区が存在するエクアドル国内で、地球植物保護区というカテゴリーはなんと、ここプルラウアだけなんです。

火山が噴火した時の地層や溶岩ドームがはっきり残っていて、地学的にも貴重であるとしてそのようなカテゴリーに分類されています。

とある方が、地層に囲まれた道を下りながら「タイムスリップしてるみたい!」と興奮していたのが印象的です。

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さて、いかがだったでしょうか。


いよいよ皆さんエクアドル、プルラウア地球植物保護区来てみたくなったのではないでしょうか?

いつまでもこの美しい自然を残していくために、一人でも多くの人にこの魅力を伝え、みんなで守っていく意識を高めていくこと。

それが私の使命です。

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