2026/07/25 Sat
自然
No.49 変わらぬ姿を願って。追いかけたエクアドル

みなさま、お久しぶりです!
以前、ナマケモノが住む任地サントドミンゴでの活動や、キト市にあるプルラウア地球植物保護区で実施されたメキシコ・コロンビアとの3カ国合同研修会について紹介させていただきました瀬谷友啓です。
今回はエクアドルに来て、私が特に大好きになったものを紹介したいと思います。
それは、ここに暮らす「生き物たち」です!
これまで他の隊員のみなさんは、エクアドルの文化や食事などを多く紹介してきましたが、私の一押しはなんと言っても生き物たちです!
みなさんが思うエクアドルといえば、やはりガラパゴス諸島でしょうか?
実はエクアドルは大きく分けて、ガラパゴス諸島、アマゾン地域、沿岸部、山岳地帯の4つのエリアが存在します。今回は、その多様な環境に生きる魅力的な生き物たちをいくつか紹介したいと思います!
① ガラパゴス諸島:ウミイグアナ
はじめは、エクアドルを代表するガラパゴス諸島から!
まずはウミイグアナです。
こちらは食後に砂浜でのんびりとしている姿です。海沿いの道を歩けば必ずと言っていいほど遭遇します。はじめは出会うたびに感動していましたが、翌日には「日本の公園でハトに出会うような感覚」になってしまいました(笑)。

写真①:ウミイグアナ
② アマゾン地域:ツバメケイとハキリアリ
ガラパゴス諸島を後にして、次はアマゾンに行ってみましょう。
まずはツバメケイです。
ゲームの世界に出てきそうな、とても迫力ある姿をしています。飛ぶことはあまり得意ではなく、木から木へと滑空するように移動します。また、ツバメケイのヒナは、翼に「鉤(かぎ)ツメ」を持つことでも知られる、とても珍しく興味深い鳥です。

写真②:ツバメケイ
次に紹介するのはハキリアリです。
彼らはなんと、自分で「農業」を行う興味深いアリです。切り取った葉をそのまま食べるわけではなく、巣の中に運び込んで細かく砕き、その上で“菌(キノコ)”を栽培して、その菌を餌として暮らしています。朝でも夜でも、いつ見かけても一生懸命に葉を運んでいる働きものです。

写真③:ハキリアリ(この写真では小さくて見えませんが、緑の葉っぱを運んでいるのがハキリアリです)
まだまだ紹介したい生き物たちはたくさんいます。
子どもの頃に夢中になったヘラクレスオオカブトや、標高5000mの厳しい環境にも生息するハチドリ、そしてエクアドルのシンボル(国章)となっているコンドルなど、エクアドルには本当に多くの魅力的な命が息づいています。
しかし、そんな生き物たちを取り巻く環境は、決して楽なものばかりではありません。
こちらは、海岸地域に生息するアオアシカツオドリです。
つぶらな瞳と鮮やかな青色の足がとても可愛いですよね。

写真④:アオアシカツオドリ
エルニーニョ現象により海水温が上昇したことで、魚が海の深いところへ潜ってしまい、海鳥たちが餌をとれずに餓死してしまうケースが出ているのです。
当たり前に生き物たちと出会えるエクアドルの豊かな日常。
この素晴らしい姿が、これからもずっと変わらずに続いていくことを心から祈っています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
(注:記事内の写真は、野生動物に配慮し、撮影しました。)
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