JICA海外協力隊の世界日記

エクアドル便り

No. 28 私を支えてくれるエクアドルの人たち

表紙: 算数授業をしている私

エクアドルの首都キトからバスで北へ約2時間半、イバラという町で活動している石原康子です。イバラ市の中心から少し離れたところにある市内で唯一の市立小学校で算数能力の向上に取り組んでいます。なんと私が生まれ育った町も岡山県の井原(いばら)市で同じ名前のところに今住んでいることに不思議な縁を感じます。
今回は私を支えてくれるエクアドルの大切な人たち、(他にもいるのですが、)その中から4人を紹介したいと思います。


まず一人目と二人目。エクアドルの家族、フェルナンドとアナです。私は彼らの家の3階の部屋に住んでいます。フェルナンドはいつも私に声をかけてくれます。部屋で何か問題があった時にはすぐに彼に助けを求めます。水回りのことから修理、ネットに関すること、なんでも解決してくれます。一方奥さんのアナは料理上手。クリスマスの七面鳥料理、キリストの復活祭の時に食べるファネスカ(豆と魚のスープ)、死者の日に食べるグアグアス・デ・パン(子どもの形をしたパン)とコラーダ・モラーダ(紫色のフルーツ飲料)など全て家で手作りしてくれます。また彼女の作るケーキは周りから注文が入るくらいのプロ級です。彼女の料理を食べるとエクアドルの文化を味わっていると感じます。

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三人目はオルガです。実は私はエクアドルでボランティアするのは2回目です。今回私がイバラで活動することが決まった時、1回目の時にオルガと同じ職場だったボランティア仲間がすぐにオルガに連絡してくれました。オルガは私がイバラに到着するのを待っていてくれました。生活の面で困ったことがあるときは、彼女に相談します。これまで数々の相談をしましたが、彼女はそれをことごとく解決してくれました。彼女は時々昼食に招待してくれます。彼女の手料理を食べながら、とりとめのない話をしていると、国は違っていても考えることにはそれほどの違いがあるわけではないと感じさせられます。また彼女のポジティブな生き方に触れると刺激を受けます。

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四人目はフアンです。彼は私のスペイン語の先生です。週1回私の家に来てくれています。最初はスペイン語を教えてもらうだけでしたが、今は活動の相談にのってもらっています。彼のアドバイスはとても的確で、感覚が日本人に近い感じがします。 また、エクアドル人の物事を楽観的にとらえる感覚も併せ持っているので、彼と話すと私に欠けているものが何かを考えさせられます。
 前述したように、今回紹介した人たちだけでなく、まだ支えてもらっている人はたくさんいます。この支えがあって今の私があります。本当に感謝しています。

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