2024/12/12 Thu
生活
マーケティング隊員/日本が建てた魚市場!


(写真)市場内の様子。毎日多くのお客さんがやってきます。
こんにちは。フィジーのラウトカ市でマーケティング隊員として活動している木村です。
いよいよ年末に差し掛かり、年中温暖なフィジーでも特に暑さと湿気が厳しい季節となってきました。南半球なので日本とは季節も真逆になります。日本の寒さが少し恋しい…
本日は職場のすぐ横にある魚市場について紹介します。私の住む町ラウトカはフィジーで唯一、魚専門の市場を持つ町でもあります。それくらい漁業が活発ということですね。漁師が獲ってきた魚は、漁師が直接販売しています。市場が開かれるのは朝6時~9時と夕方3時~6時の間。お客さんはレストランのシェフや仲買人、一般客と様々ですが、いい魚はすぐ売れてしまうため市場内は大賑わい。時には船が漁港に来るのを見つけるやいなや、市場から飛び出して荷下ろし場まで駆けつけて魚を手に入れようとする人も。笑
売っている魚はすべて丸ごと販売されています。頭も尾も内臓も付いたままなので魚を捌けない私はまだ買えていないのですが、いつか調理にチャレンジしたいと密かに考えています。ちなみに仲のいい漁師の中にはたまに小ぶりで売り物にならないサイズの貝やイカをタダでくれる人もいて、改めてフィジー人の優しさを肌で感じている毎日です。


(写真)獲ってきた魚を船から水揚げする漁師。ちなみにこの黄色いカゴはJICAから提供されたものです。
さて、この市場ですが実は10年ほど前に日本大使館の援助で建てられたものなんです。建物ができる以前は炎天下の下、路上にシートを広げて魚を置いて売っていたそうで、想像しただけでも過酷そう…。とても衛生状態が良い売場とは言えませんね。当時を知る人からは未だに「助かったよ」と感謝の声をかけてもらうこともあり、先人たちの実績のおかげで今私たちは快く受け入れてもらえているんだな~としみじみ感じます。
また2024年12月からこの市場の改修工事が始まりました。水回りの改修とダメージを受けたネットの張替え作業が主な作業内容です。ネットが無いとハエや蚊が市場内に入ってきてしまい、これまた衛生状態が悪くなってしまうので地味に重要な工事です。ちなみにこの改修はJICAの技術協力プロジェクトを通して実施されており、今回のように水産省だけではすぐにカバーできない部分の管理は、時にはJICAが協力したりすることもあります。


(写真)魚を売買する漁師とお客さん。基本的に魚は数匹がセットになって売られています。
最後になりますが、私はこの魚市場はもっと経済的にも社会的にも注目を浴びれるポテンシャルを持った市場だと考えています。魚も丸ごと売るだけでなく加工するなどの付加価値を付けて商品化したものを販売したり、市場横にレストランを作って新鮮な魚がすぐ食べられる施設にするなど、様々な形での発展ができるでしょう。雇用を生み出し観光客を誘引することでフィジーの水産市場を引っ張って行けるような存在になれるはずです。
私の2年間の任期及び個人の力ではやれることが限られていますが、それでも何かしらのきっかけくらいは遺していきたいものです。市場を建てた日本人たちが未だに感謝され続けているように、市場の発展初期に奮闘してた日本人ボランティアがいたと誰かの心に残っていれば、そしてそれが将来フィジーにやってくる日本人への感謝の気持ちに変換されれば、私の活動はある意味大成功と言えるでしょう。そう願いながらこれからも毎日の活動を頑張っていきます。
それではまた次回の投稿で!
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