2025/05/26 Mon
小学校 文化 生活
ガボンの小学校の様子③


こんにちは!小学校教育隊員のかなこです。
今回も引き続き、小学校の様子をお伝えします。
ガボンの小学校の一クラス当たりの人数は、学校によってかなり差があります。
教室の造りによって、おける机の数に限りがあるので、それによって人数も決まってくるようです。
1校目の活動校は教室が小さかったので、各クラス40~50人ほどでした。ただ、人数が多い学年では各机を2人で使うと足りないため、3人で使っていました。
2校目の活動校は教室が広く、各クラス60~70人ほどでした。しかし、この人数でも子どもの数に対して教室数が足りず、2~4年生は午前と午後でクラスを入れ替えて授業をしています。
ちなみに、地方の学校では、一クラス80人以上いることが珍しくないようです。100人いるところもあるんだとか!


学校の時間割は、基本的には下のようになっています。(学校によって多少前後します)
8:00~10:00 授業
10:00~10:15 休み時間
10:15~12:30 授業
12:30~13:00 休み時間
13:00~14:30 授業
ちなみに水曜日は午後の授業がありません。
日本だと、学年が上がるごとに1日の授業時間が増えていきますが、ガボンでは全学年が同じ時間割です。
午前と午後で入れ替わるクラスは、午前のクラスが8:00~12:00、午後のクラスが13:00~17:00で授業を受けているようです。今週午前中に授業を受けたクラスは、翌週は午後に受けるというように、毎週入れ替わりだそうです。


首都の小学校では、公立小学校であっても制服があります。
基本的にほとんどの子どもが制服を着てきますが、洗濯が間に合わなかったなどの理由で私服を着てくる子どももいます。
私が活動した2校は、どちらも胸元に校章が入った白いシャツまたはポロシャツに、男の子はハーフパンツ、女の子はスカートという組み合わせでした。
学校によっては、シャツの色が緑や赤などのところもあり、遠くからでも「あの学校の子どもだな」とわかります。(写真は大使館の式典で訪問した小学校です)
体育がある日は、運動ができそうな服装で登校します。特に決まりはないのですが、青や緑のサッカーユニフォームを着ている子どもが多いです。
ちなみに、この学校は中国の支援で建てられた学校なので、写真の滑り台のような遊具がいくつかありますが、基本的には遊具のある学校はほとんどないと思います。この学校でも、普段は遊具を自由に使うことができず、体育のときに少し使うことができる程度です。
SHARE