JICA海外協力隊の世界日記

ガボン便り

タクシー移動が当たり前! ~ガボンの交通手段~

みなさんこんにちは!小学校教育隊員のかなこです。

今日は、ガボンの交通手段についてのお話です。

ガボンの大きな街で、移動の足となっているのが乗合タクシーです。

高校生や大学生も、通学のために毎日タクシーを使っています。また、活動先の小学生の中には、保護者と共にタクシーに乗って学校に通っている子どもがたくさんいます。(ガボンでは公立でも通う学校を選ぶことができるので、遠くから通っている子どもも多いです。)

私も毎日タクシーに乗って活動先に行っています。

上の写真には、赤と白のタクシーが2台写っていますが、赤の部分が緑や紫のタクシーもあります。タクシーの登録エリアで色が違うようですが、どのタクシーでも同じように乗ることができます。

ガボンのタクシーには、メーターはついていません。

そのため、乗る前に「この金額でここまで行きたい」ということを伝え、運転手からOKをもらえたら乗ることができます。

タクシーが止まってくれたら、「〇〇フラン、△△(場所の名前)、◇プラス(乗る人数:複数人で乗るときのみ)」と伝えます。OKだと、運転手がクラクションを軽く鳴らしたり、頷いたりしてくれますが、ダメなときはそのまま行ってしまいます。

人がたくさん待っている場所では、誰が先に待っていたかなどは気にせず大きな声でどんどん言っていかないと、いつまでたっても乗ることができません。

金額は、タクシーで10分かからないくらいの距離だったら、500フラン(日本円で約125円)で乗ることができます。

金額や行き先が見合わないと、何台も断られてしまうことがあります。ガボンで生活し始めた頃は、断られることが続くと心が折れそうになっていましたが、今では「そんな日もあるか」と気長に待つことにしています。

やっと乗ることができても、先に乗っている人の行き先によっては、私の行き先までの最短ルートから外れた道を通ることがあります。そのため、いつもと同じ時間に家を出ても、仕事の時間に間に合わないなんてことが起こってしまいます。

タクシーの車体や車内は、写真のようにボロボロなものが多いです。ドアノブがこわれていてドアが中から(もしくは外から)しか開かないなんてこともよくあります。

ちなみに、ボロボロの車の多くは日本が誇るTOYOTA製の車であることが多いです。15年、20年も前の車が、まだまだタクシーとして現役で活躍しているなんて、さすがTOYOTAですね!

日本ではほぼ見かけなくなった、窓を手動であけるタイプの車もまだたくさん見ることができますよ。

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