JICA海外協力隊の世界日記

ガボン便り

ゴリラに会ってきました

こんにちは!小学校教育隊員のかなこです。

今日は、ゴリラに会いに行ってきたお話です。


アフリカ大陸の国々には、たくさんの野生動物が生息しているのは多くの人がご存じかと思います。

しかし、野生のゴリラが生息するのは、アフリカ大陸中央部の限られた国のみ。JICA海外協力隊の派遣国に絞るとさらに限られるのですが、なんとその中にガボンが含まれているのです!

これはもうゴリラに会いに行くしかありません!

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首都のリーブルビルから小型のバスに乗り、約9時間かけて南部の町チバンガに行きます。

その町で1泊し、翌日に車で舗装されていない道を約2時間半行ったところにある小さな村に移動します。電気も水道も通っていないその村が、ゴリラが生息する国立公園の入り口です。

なんとそんなところに日本の生態学研究所があり、年に数回研究者が訪れるそうです。今回は、その研究所の宿泊棟に泊まりました。


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ゴリラは、小さな群れを作って集団で生活し、毎日食べ物を求めて森の中を移動します。そのため、どこにいるのかはその日にならないとわかりません。

現地の追跡者が先に森に入ってゴリラを探し、見つかったとの情報を受けてから森に入ります。この日はなかなか見つからず、見られないかもしれないとドキドキしました。

見つかったと情報を受けたのは14時過ぎ。すぐに出発し、早足で進みます。

川を小舟で渡り、そこから森の中を歩くこと数十分。

追跡者と合流し、彼らが指差す方向を見てみると、樹上にゴリラの群れが。

私の中にはゴリラが木に登るイメージがなかったので、かなり高いところにいて驚きました。雨季なのにいい天気になり、逆光で幻想的なゴリラのシルエットが見えます。

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写真の真ん中に、脚をピンと伸ばして枝に座っているゴリラがいるのがわかるでしょうか?

シルエットだけだと猿のようにも見えましたが、木から降りてきたらやっぱり大きくて迫力がありました。

若いオスのゴリラがどっしりと座って写真をたくさん撮らせてくれました。

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ゴリラまでの距離は2~3mほど。とても近くで見ることができて感激でした。


村に滞在中は、村の人たちと火を囲んで村のお話(歌&ダンス付き)を聞いたり、畑に行ってマニョックなどの収穫をしたりと、ガボンの村の生活も体験できました。

また、村周辺や行き帰りの道中では、ゾウやコーブ、サルなどの動物にも会い、ガボンの自然を堪能することができた大満足な旅となりました。

みなさんも、ガボンを訪れた際にはぜひゴリラに会いに行ってみてくださいね!

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