JICA海外協力隊の世界日記

ガーナ便り

KAIZEN大会③ ~ローカルラジオに出演編~

Me ma mo aha!(Twi語で皆さんこんにちは)

2月某日、ある日の事。

上司「Kwame(自分のローカルネーム)、今週末の朝の時間帯でラジオの枠を貰ったから、イベントの事話せるように用意しとけ」

KAIZEN大会についてマンポンの人に宣伝する為とのこと。けど、いきなりラジオって。

出演することになったのはScarp RADIOという任地に放送局があるFMラジオ。

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ガーナでラジオは携帯に次ぐ情報源で、バスやタクシー、ステーションなど人が集まる場所では、BGMもかねて、大音量で流されている。

今回の宣伝は地元の人に向けたものなのでもちろん、現地語(Twi)。

ホームステイが終わって生活していく上で最低限の会話は出来るようになったし、これでいいかと勉強していなかったつけがここで回ってくる。

急遽、同僚に頼んで一緒に原稿作り。

もちろん自分のだけでなく、ラジオパーソナリティが質問する内容もこちらで指定しておく。あとは繰り返し音読の練習。

迎えた当日、上司の車で放送局に到着すると、目の前には赤く光る“NOW ONAIR”の標識が。そして、何のためらいもなく放送中の部屋の扉を開けて入っていく。

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「待って、心の準備が出来てないって」と思いながら中に入ると、そこには、数本のマイクが机に並び、様々な音響設備が整うラジオブース。学校にあった放送室をもう少しちゃんとした感じ。

ラジオパーソナリティのOzwaldとアシスタントの人が机の向こう側に座り、そこに向き合う形で男性のゲスト2人が座って、何かについて話をして盛り上がっている。

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「君たちは次の番だから少し待ってて」と、時計を指しながらジェスチャーで伝えてくる。この待っている時間が緊張マックス。ガーナに来て一番緊張していたと思う。

そして、いざ自分達の番。

用意してきた原稿をOzwaldにさっと手渡しスタート。

簡単な挨拶から始まり、自己紹介、そしてKAIZEN大会の宣伝を行う流れ。

話始めると、緊張する間もなく練習してきた内容を話すので必死。

自分が言葉をつっかえたり、発音が怪しかったりする所は、Ozwaldが復唱しながら確認し、原稿に書かれている事‘外の事を聞かれたときは上司がこっそりと耳打ち。

ネイティブの人が聞いたらすごいカタコトTwiだったと思うけど無事に終了。

まーよくこんな状態で乗り切れたもんだ。

ラジオの宣伝効果はあったみたいで、その後街を歩いていると「こないだラジオで話をしていたでしょ?」と声を掛けてくる人もちらほら。

なんか有名人になったみたいで、気分もよくなる。

やってよかったかな?

画像11.png

(放送を聞いてみたい方はJICAガーナ事務所のFacebookに掲載されているのでご確認を)

https://fb.watch/scr2hmH8c1/

さあ、果たして人は集まってくれるのか。

次回に続く。

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