2024/08/10 Sat
活動
KAIZEN大会④ ~大会当日編~
Me ma mo aha!(Twi語で皆さんこんにちは)
迎えた4月末、KAIZEN大会当日。
JICAガーナ事務所の所長や、任地Mampongの市長、Ashanti州の中小企業支援担当のオフィサーが来た他、集まるか心配していた一般の参加者も200人を超え、始まる前から立見の人が出る程の盛況ぶり。
またラジオ出演以降、仲良くなったScarp RADIOのOzwaldが大会のMCを引き受けてくれたおかげで進行もばっちり。
各ゲストからの挨拶が終わって、いよいよ発表がスタート。
今回登場したのは以下の5社。
・プリントショップ
・キャッサバ加工
・ハーバル薬局
・仕立て屋①
・仕立て屋②
Before/Afterの写真を使って、KAIZENに取り組む前は何が問題だったか、何を変えてどんな効果があったかについて、持ち時間15分の中で1社ずつ説明をしていく。そんな内容を少し紹介!
「手が棚に届く位置に変わってる!」
「ハサミが必要な本数、きれいに並んでる!」
どの企業もお金を掛けずに小さな工夫とアイデアで、使いやすい職場を作れているのが素晴らしい。これこそまさに“KAIZEN”。自分も一緒に活動してきたので内容は全部知っていたけど、改めてみんな頑張ってきたんだなと、しみじみしながら発表に聞き入る。
全ての発表が終わり全員がKAIZEN活動に取り組んだ証明書を受け取り、ついに結果発表。
優勝は、、、
Mort Jen Fashion and Training Centre!
名前が呼ばれた瞬間、一瞬静まり返った後、スタッフの人は歓声を上げて大盛り上がり。オーナーのJeniferが前に呼ばれてJICAガーナ事務所の鈴木所長からトロフィーを受け取り記念撮影が行われる。
実は、優勝したJeniferは学校には通ったことがない。その為か、英語でコミュニケーションが難しく、こちらが伝えようとした意図がなかなか伝わらない。けど、絵やグラフを使って説明したり、同僚に通訳をしてもらったりする内に、スイッチが入り最終的に一番の成果を上げてくれた。
今回感じたのは言葉の壁。
KAIZENや企業支援に関わる情報は全て英語で書かれている。その為、英語が分からなかったり、そもそもスマホなどの端末を持っていなかったりすると、その情報にアクセスすることが出来ない。けど、今回の様に現地語を介して伝えることで、どんな小さな規模のビジネスにもKAIZENの内容は通じるし、ビジネスを発展させていくことが出来ることが分かった。
これは、大きな発見だと思う。
大会終了後のアンケートを見てみると、「自分も真似してやってみたい!」「KAIZENについて教えてくれ」など、参加者から前向きな言葉が並ぶ。
どの企業もエンジンがかかるまでは時間がかかったけど、当日は素晴らしい発表をしてくれて、イベントとしてはきっと大成功。
KAIZENがマンポンで広がっていくことを願って。
みんなお疲れ様!
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