JICA海外協力隊の世界日記

ガーナ便り

ガーナの農村で女性たちの起業を応援

小さな”カイゼン”が未来を変える

こんにちは。

ガーナで活動しているJICA海外協力隊の加藤 芽吹です。

私は現在、女性のエンパワメントに取り組む現地NGO「Global Action for Women Empowerment (GLOWA)」で活動しています。

先日、GLOWAはガーナ政府機関と協力し、農村部の女性や障がいのある方々を対象として2日間の起業家ワークショップを開催しました。

今回は、その現場の様子を紹介します。

    

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農村女性たちが抱える現実

ガーナの農村では、多くの女性が農業や市場で働き、家計を支えています。

しかし、実際には

  1. 農産物をそのまま販売するための利益が少ない
  2. ビジネスの記録をつける習慣がない
  3. 市場を広げる方法を知らない

といった課題があります。

例えば、トマトの収穫期になると価格が下がり、売れ残ってしまうこともあります。

せっかく育てた農産物が無駄になってしまうのは、とても残念なことです。

そこで今回のワークショップでは、女性たちがより安定した収入を得るためのビジネススキルを学びました。

「付加価値」をつけるという考え方

研修ではまず、起業家として必要な基本的スキルを学びました。

  1. ビジネス計画の立て方
  2. 価格の決め方
  3. 顧客との関係づくり
  4. 記録のつけ方

さらに、農産物の価値を高める加工やパッケージの方法も紹介されました。

例えば、

  1. トマトをトマトペーストに加工する
  2. キャッサバから作るガリに風味を加える
  3. 商品をきれいにパッケージングする

といった工夫です。

同じ農産物でも、加工することで価格が上がり、保存もできるようになります。

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日本の「カイゼン」がガーナの農村で

今回の研修では、日本の考え方である「カイゼン」も紹介されました。

カイゼンとは、

小さな改善を積み重ねて、より良い仕事の仕方を作っていく考え方です。

また、整理整頓の方法として

5S(整理・整頓・清掃・標準化・維持)

も紹介されました。

日本では当たり前の考え方かもしれませんが、参加者たちはとても興味深そうに聞いていました。

「少しずつ改善する」という考え方は、農村のビジネスにも応用できるのだと感じました。

銀行との連携で金融リテラシーも

今回のワークショップでは、地元の銀行にも協力してもらい、金融教育のセッションも行われました。

参加者たちは、

  1. 銀行口座の作り方
  2. 貯金の大切さ
  3. グループでお金を管理する方法

などを学びました。

農村では銀行口座を持たない人も多いため、これはとても重要なステップです。

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「私は起業家だと思えるようになった」

ワークショップの最後に、参加者の女性がこう話してくれました。

「私は今まで市場で売っているだけだと思っていました。でも今は、自分を起業家だと思えるようになりました。」

この言葉が、とても印象に残っています。

知識やスキルを得ることは、単に収入を増やすだけでなく、人の自身や可能性を広げることにつながるのだと感じました。

協力隊として関わるということ

今回の活動で、私は

  1. 写真撮影
  2. 活動記録
  3. 参加者の声の収集

など、広報の役割を担当しました。

活動の様子を伝えることは、現地で起きている変化を多くの人に知ってもらう大切な仕事だと感じています。

ガーナの農村での小さな取り組みが、誰かの未来の選択肢を広げるかもしれません。

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