JICA海外協力隊の世界日記

ガーナ便り

コミュニティ訪問①(グランナッツの製造加工過程に密着)

今回は、学生さんにとって初回のコミュニティ訪問である、「グランナッツ(Groundnuts)」の製造加工過程の模様をお届けします! グランナッツとは、ガーナでの呼び名でありますが、落花生・ピーナッツのことです。

グランナッツは、プロテインを豊富に含む以外にも、その他栄養価も高い作物で知られています。

ガーナフードのおなじみ、グランナッツスープをはじめ、パンに塗るピーナッツバター、そのままの味を活かして食べたり…と生でも、炒っても、ローストしてもよし、と加工方法は様々です。

今回訪ねたコミュニティは、ボルタ州でグランナッツの生産量一を誇る場所で、マーケットで販売される商品の加工過程の見学や農場見学をさせていただきました。さらに、ガーナでは各地域の伝統的首長の呼び名である、「チーフ・クイーンマザー」とのご挨拶の機会てました。

一枚目の写真は、グランナッツの皮をむき、乾燥させた後に火にかけ炒っている様子です。塩だけで味付けをしながら、こんがり色がつくまで炒って味付けをします。また、砂糖を加えキャラメル状になるまで混ぜて固めて作るお菓子製造の様子も見学しました。「maize(メイズ)(日本語でいうトウモロコシ)」を混ぜて炒ることでポップコーンも作っていたのには驚きました!数種類の加工商品を見せていただいたのですが、マーケットで販売しているものは、やはり日持ちがして腐りにくいよう包装・密閉されているものに限られていることを知りました。

二枚目の写真は、グランナッツを栽培している実際の農場での風景です。グランナッツは土の下に根を生やし、土から掘り出すのが特徴なのです。ちょうど今は乾季から雨季への切り替わり時期ということで実の数は少ないようですが、雨季には多くの実がなるとのことでした。驚きだったのは、この実の中の種を蒔くことで繰り返しナッツを栽培している、という循環型の栽培方法をしていました!

コミュニティの女性たちは、育児・家事労働もある傍ら、こうした作業にも勤しんでいるのです。ガーナでは、作物の商品加工、そしてマーケットで販売するまでの一連の作業は女性たちの仕事とされているのです。

三枚目は、このコミュニティのチーフやクイーンマザーはじめ、リーダーの方々とご挨拶をしている写真です。学生さん一人ずつエウェ語で自己紹介をしました。ガーナでは、コミュニティ訪問をする際は、いつもこのようにご挨拶をすることがルールとなっているのです。

その後、このコミュニティが抱えている課題ををお聞きしました。具体的には、国内にとどまらず海も含む、市場での販売価格設定や付加価値をつける方法、またフードロスを減らすための販売戦略など、マーケティングにおける課題というものでした…。村の人からは、”日本に帰った際は、ぜひこの村のナッツを宣伝し、売上につながる貢献をしてくれたら嬉しい、と期待をかけられ会は終了しました…。

こうして初めてのコミュニティ訪問を終え、農村の人たち(とりわけ女性たちが抱える問題を自身で見聞きし、ガーナの農村の現状と課題を知り深堀しながら検証を進めていきます。

次回に続きます。

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