JICA海外協力隊の世界日記

グアテマラ便り

トト日記⑩みんなで食育!食べもの釣りゲーム

Hola!こんにちは!

グアテマラ栄養士隊員の嶋津です。

今回は最近の活動についてお伝えします!

グアテマラは5歳未満の栄養不良児が中南米で最も高い国であり、私が活動するトトニカパン県は深刻な状況を抱えています。しかし、当事者であるグアテマラの子どもたちはあまり食や栄養について学ぶ機会がありません。

そこで、楽しみながら栄養について学ぶ機会を作りたいと考え、『食べもの釣りゲーム』という食育教材を作りました!

この教材は日本の幼稚園や学校などで活用されており、3色食品群と食べ物の働きについて学ぶことができます。

先日、地域の健康フェアでこちらの『食べもの釣りゲーム』ブースを作ったところ、子どもたちの人気ブースとなりました。

参加した子どもの年齢や理解度に合わせて、

「野菜を釣ってみよう」「お肉はどれかな?」という簡単な質問から、

「赤色のグループを釣ってみよう」

「遊んだり走ったりするためのエネルギーになる食べものは何かな?」

といったように少しずつ質問を難しくしていきました。

IMG_7996.jpegのサムネイル画像

釣りゲーム自体はクリップと磁石で簡単に作成したものですが、多くの子どもたちに楽しんでもらえたようでよかったです。

何度も繰り返し楽しんでくれた女の子は、最終的に3色のグループ分けもしっかりできるようになっていました。

また、参加していた大人の方々からも自分のコミュニティでもやってみたいという声をいただき、医療従事者や教育関係者が集まる研修会でもこちらの教材について紹介しました。

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食育は「食べる力」=「生きる力」を育むと言われています。

今後も食育活動を通じて食の大切さや楽しさを伝えていきたいと思っています。

協力隊としての活動は地道ですぐに成果が出るものではありませんが、1人でも多くのグアテマラの子どもたちが食べることや健康について興味を持ってくれたら嬉しいです!

それではまた!

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