JICA海外協力隊の世界日記

ジャマイカ便り

「すぐ行くよ!」を信じてはいけない国、ジャマイカ

Wah gwaan(調子どう?)

セントエリザベス県で活動しているマブチです。

時間に正確な国、日本。ジャマイカンタイムな国、ジャマイカ。

ジャマイカに限らず、JICA隊員としての生活では「待つ時間」が多く発生します。
時間の感覚は人それぞれ異なるため、予定通りに進まないことは日常茶飯事です。

今回は、ジャマイカと日本の時間の概念の違いについてお話ししたいと思います。

ジャマイカでは、現地の人々がよく Soon comeという言葉を使います。
辞書的には「すぐ行くよ」「ちょっと待ってて」という意味です。

しかし、ジャマイカ隊員の辞書では “Soon come”
「今は無理だけど、そのうち行くつもりはあるよ」
「急いでないけど、忘れたわけじゃないよ」
「プレッシャーかけないでね(笑)」というニュアンスで使われます。


つまり、時間の約束ではなく気持ちの表明に近いのです。

それと似た表現に 1 minutesがあります。
これは私の同僚の口癖で、少し外に出るときに「1 minutes!」と言い残して出ていきます。しかし一向に戻ってくる気配はなく、実際に戻ってくるのは数時間後。

これも単に「戻るつもりではいるよ」というサインのようです。

とはいえ、本人たちもこの感覚を自覚しているようで、ジャマイカに来たばかりの頃、私が「全然 Soon じゃないじゃん!」と言うと、大爆笑しながら「それがジャマイカ人の文化だよ〜」と教えてくれました。悪意はないので、結局は許してしまうんですよね。

ところが以前、配管工を呼んだときのこと。電話で「Soon come!」と言われ、「どうせ来るのは明日だろうな〜」とくつろいでいたら、本当にすぐ来てくれました。びっくりです。

このように、人や状況によって意味が変わることもあり、一概には言えません。

価値観の違いを受け入れるのは簡単ではありませんが、これもまた協力隊の醍醐味なのかもしれません。

そして、他の国ではどのような言葉が使われるのかも気になりますね!

それではまた、Soon come!(ちょっと待ってて!)

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