2025/12/27 Sat
[動画] スポーツが国際協力になるのか?

皆さんこんにちは!
大学を休学して協力隊に参加している藤原です。
私は今中央アジアのキルギスで、キルギス卓球の未来を担うユース層を主に指導しています。
首都のビシュケク市内にいくつかある練習場の中でも、連盟が所有するここは一番広くて雰囲気もよいです。壁にはキルギスの国旗が飾られていて、私も若い選手たちと一緒にキルギスを背負っているかのような誇り高い感覚になりながら練習しています。

“スポーツが国際協力になるのか?”
私は、以前から開発途上国の貧困層の方々の役に立ちたいと思い、カンボジアでの短期ボランティアに参加したり、子ども食堂のお手伝いなどもしてきており、今回は初の現地長期滞在でJICA海外協力隊として派遣されることにとても期待していました。一方で、いざ派遣が決まった際に“卓球ができるということは金銭的に恵まれているということなのでは?”という疑問も感じていました。国際協力と言えば学校に通えない子どもたちに教育をとか、住民と協力して収入向上、などのイメージが私の中で強かったためです。
しかし、実際に活動を行う中でスポーツも立派な国際協力だということがわかりました。
今年の6月にウズベキスタンで開かれた第29回アジアユース卓球選手権大会に、キルギス代表チームに帯同して参加してきました。トーナメントで勝っていたのは中国や日本などいつも上位に位置する国々。私たちキルギス選手はなかなか勝てず他国との大きな壁を感じました。そこで気づいたのは、卓球にお金をかけることができる先進国が上位を占めている、途上国では強くなることが難しい傾向にあるということです。この大会に帯同してみて、キルギスチームに必要なのは大会参加前の準備と調整(費用ほかロジ面)、大会本番に向けた理論的な練習(普段の練習メニューから本番に向けたコンディショニング)、指導ライセンスの制度化、競技人口の増加と実業団チームの設立や国内大会の実施とランキング制度などなど、キルギス選手が国際大会で勝って行くにはまだまだ必要なことがたくさんあります。

では、ここで私にできることは何だろう?と考えた時、答えは私の持っている技術でその差を埋めるということでした。その差を埋めるために、私が日本で学んだことを最大限キルギス選手に伝えられるよう取り組んでいます。
日本にいた時は当たり前に行っていた練習がキルギスでは行われていなかったり、卓球の基本だと思っていたことがキルギスでは違っていたりと日本との差を感じながらどうすればキルギス選手のためになるのかを日々考えています。
残り3ヶ月を切りましたが、少しでもキルギスに何か残せるように、そして自分自身も成長できるように頑張りたいと思います。
(藤原 優、2025年4月~、卓球)
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