JICA海外協力隊の世界日記

ラオス便り

私の活動を紹介します! ~ルアンパバーン県~

サバイディー(こんにちは)、私は世界遺産の町であるルアンパバーンで農業振興(コミュニティ開発)の活動をしている、曽明航です。今回は私の活動について紹介いたします。

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写真は、ラオスの農業技術スタッフとともにコーヒー農家を訪ねた時の様子です。東南アジアではベトナムコーヒーが有名ですが、ラオスも同じく熱帯気候の森林が豊かで、コーヒー栽培に適した国です(もちろん、ラオスコーヒーはとても美味しいですよ!)。活動では栽培や流通に関する支援だけでなく、自然を保護して持続的な収入を得られるように、農薬の使用や伐採のルールについての講習会も開いています。また、昔から生活で使われてきた伝統的な器具をコーヒー豆加工に流用することで、彼らの文化を継承するとともに生計向上の支援が出来ればと考えています。

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なお村の産業はコーヒー栽培だけではありません。紙すきもあり、多くは中間業者を通して、ランプシェードなどに加工されて最終的に都市部で販売されます。ラオス人口の70%が農業従事者と言われますが、必ずしも農業に専門的に従事しているわけではなく、畜産・林業・漁業・手工業なども行います。

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上の写真は、「バーシ―」と呼ばれるセレモニーで、お祝いや、歓送迎の機会におこなわれます。私も呼んでいただいた時には積極的に参加して、現地の方とのコミュニケーションをとるようにしています。なお現地の方とコミュニケーションをとり、仲良くなるのに有効だった言葉を2つ紹介させてください。

①「ディーチャイナムドゥ」(おめでとう!)
相手に良いことがあった時に「私も嬉しい、おめでとう」というニュアンスで使い、特にお祝い事に呼ばれるときに使います。ラオスでは個人宅でパーティをする方が多く、祝う気持ちがあれば飛び入り参加できます。喜びを分かち合う、助け合う精神の表れだと感じます。

②「ユーディ ミーヘーン」(健康に気を付けて、幸せに!)
相手の健康を祈る言葉です(お酒の席でもこの言葉と共に何度も乾杯が繰り返されます。。)。憩いの時間を大切にして、自分と相手の幸福を願う国民性の表れではないでしょうか。

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私はラオスに暮らして2年近くが経ちますが、知れば知るほど生活様式も文化も価値観も違うので、「日本ならこうする」というアイデアが通用せず失敗の連続です。それでも私を温かく迎え入れてくれるラオスの皆さんに恩返しをしたいという気持ちで、残りの任期を過ごしています。

それでは、レオチューカン!(またね)



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