2024/11/19 Tue
ライフイズビューティフル!?
名 前:中山 明香子
隊 次:2023-1
職 種:保健師
配属先:デッザ県病院
出身地:岐阜県
私はデッザが大好きである。好きが高じてあまり他の任地にも行かず引きこもっている。
だがしかし、ライフラインは脆弱すぎる。インターネットはデッザには山があるためか?夕方3時半以降はつながるがネットが弱いためサクサクとネットサーフィンができずストレスフル。
停電は長くても1日程度なので問題はないのだが、クッカーでの調理ができない、わが家にはシャワーがあってもお湯が出ないためお湯を沸かさなければならない。しかしそのお湯を用意することが出来ない。冷凍庫内は解凍、冷凍を繰り返し永久凍土化して食べ物が取り出せない。タイミングよく解凍された際に食べ物を取り出す。これを繰り返す。ただ、良いこともあって夜間に停電があると星の観測ができるのである。それが、最高なのである。日本ではなかなか見られない天の川はいとも簡単に見られる。
そして、なんといっても水が出ないことが一番のストレスフル。水がない生活にも慣れているもののやはり色々と不便である。一日数時間でもよいから出てほしいと願うところである。私は、以前のケニアでの経験を活かし、100ℓバケツを用意している。それで2日間ほどは生活できる。だがしかし、4日断水ということがやってきてしまった。自宅から5分ほど離れた場所にある井戸。水がなければマラウイでは自分で水を汲みに行くスタイル。20リットルのバケツ1杯100クワチャである。その仕事が壮絶なこと!まずは、井戸に行くと多くの人が待っている。自分の番を待って水をくむ。その水を汲むことにも体力がいる。マラウイアンスタイルで頭にのせることは不可能であるため両手にバケツを持ち運ぶことにする。たった5分ほどの道のりが遠いこと。何度も立ち止まりながらそれを何往復もする。自分の体力のなさを痛感させられる。体のあちこちが痛くなる。あっという間に2時間ほどは経過してしまう。そのため水汲みだけは避けたいため、最近では少しの水でも流出を感知できるようになった。夜中に出ることが多い水。トイレのタンクに水がたまる音を感知し、夜中の1時であろうが、2時であろうが、起きては水をためる。時には、そのまま洗濯をすることもある。その際、水が大量に出てくれればよいのだが、お情け程度にしか出ないときにはあっという間に1時間以上は経過してしまう。そのため現在このレポートも水が溜まるのを待ちながら夜中の2時に書いている。また、蛇口から出る水が透明とは限らない。茶色い水が出ることもあり、そのショックといったらない。料理や洗濯、お風呂に使う気にはなれないため、トイレの汚水行きである。
インターネットも、電気も、水もあるだけまし。隊員あるあるで自分がどれだけ大変な生活をしているかを語り合うこともある。
なんともアフリカらしい生活を堪能している。日本の安定したライフラインとは異なり、毎日が刺激的であり毎日を生きていると感じられる生活。あと8か月。その間にどうか!起きている時間帯に!!気持ちよく!!!蛇口から透明の水がでる!!!!ことを願ってやまない。
蛇口から出る水が透明とは限らない
重労働な井戸の水汲み
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