JICA海外協力隊の世界日記

マレーシア便り

#06イスラミックアートは『幾何学模様』!

”Selamat Petang !!”
(スラマッ、プタン!!)
「こんにちは」

理学療法士として赴任している三井健司です。

みなさんは『イスラミックアート』という言葉は聞いたことありますか?

私自身はマレーシアへ来て初めて知った言葉です。

活動の休日に「イスラミックアート美術館マレーシア」へ行ってきました。イスラムの宗教文化に沿ったアートが展示されている場所です。日本のアート作品と大きく違う印象を受けたので今回は「イスラミックアート」について紹介したいと思います。

世界中のモスクのミニチュアが展示されています。美しく精巧な造りを見ると色々な国へ行って実際に見てみたくなります。

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館内に入ったら必ず上を見上げてください!天井は円形ドームになっており、一面に幾何学模様やカリグラフィーが描かれています。5種類の円形ドームがあるのでデザインの違いを見ることも一つの楽しみです。

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陶磁器が展示されています。中国から輸入された陶磁器の影響を受けて、イスラムの白地青彩絵陶器が生まれました。ターコイズブルーの綺麗な色が特徴的です。中国の影響を受ける前は、黄金色や赤銅色の陶器が多かったとのことです。

イスラム書道の展示もあります。「書道×イスラム」の発想はとても新鮮に見えました。

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イスラム地域で使われていた武器が展示されています。日本の刀と違って形が湾曲しています。

偶像崇拝を禁止しているイスラム教を信仰するアーティストは作品の中で「幾何学模様」、「カリグラフィー」を様々な形で表現していると思えました。制限されているからこそ一工夫を加えて深みのある作品に仕上げているのでしょう。

「イスラミックアート美術館マレーシア」はクアラルンプールのKL Sentral駅から15分で行けます。

ぜひマレーシアへお越しの際は、立ち寄ってみてください。

記事をご覧頂きありがとうございます。

それではまた次回の世界日記でお会いできるのを楽しみにしています。

"Jumpa Lagi(ジュンパ、ラギ)‼"

「また会いましょう!」

 

スランゴール州クアラクブバル 理学療法士 三井健司

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