JICA海外協力隊の世界日記

マレーシア便り

#09 アートに囲まれて過ごす町

”Apa Khabar ?

(アパ、カバー?)”

「元気ですか?」

理学療法士隊員の三井健司です。私の任地はマレーシアの首都よりほど近いスランゴール州にあるKuala Kubu Bharuクアラ・クブ・バル(以下KKB)という小さな町です。週末に自転車で町へ出て、市場で買い物することが一つの気分転換になっています。その時に必ず通るお気に入りの場所があります。それは、、、

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町中にある『ストリートアート』です。ただのストリートアートではありません。歴史、観光名所、アクティビティ、生息する動物などKKBに因んだ絵が描かれています。絵に統一感があり、完成度が高いため何度見ても感心します。食堂や民家の建物に描かれており、人々の生活に溶け込んでいる所も好きな所です。


あまり知られていませんが、19世紀に内戦地になっていました。

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背景には豊富な錫(すず)や農作物があることも影響しています。

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内戦の後にCecil Rankingセシル・ランキングという方が町づくりに尽力されました。残念ながら、彼は町の発展を見る前に洪水後のダム決壊により溺れて亡くなりました。


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自然の絵も見られます。そこで行われる登山、自転車、ラフティングやパラグライダーなどのアクティビティも描かれています。

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KKBに生息する鳥やトラなども描かれています。

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壁一面に大きな人が描かれており、上からこちらを覗いている様な絵も見られます。アニメ『進撃の巨人』好きの方はきっとワクワクさせられるでしょう。

暮らしている人々は絵の前でお肉を焼き、お皿を洗います。洗濯物も干します。『KKBに因んだアートの中で生活している人々』、これも一つのKKBの魅力なのだと思っています。

こちらのインスタグラムでストリートアートをさらに紹介しています。合わせてご覧ください。

最後までお読みいただきありがとうございました。それではまた次回にお会いできるのを楽しみにしています。

”Sihat-sihat Selalu‼(シハットシハット、セラル‼)”

「いつも健康にお過ごしください!」

スランゴール州クアラ・クブ・バル 理学療法士 三井健司

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