2025/03/26 Wed
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#13 知っておくべき!車とバイクのリアル


”Apa Khabar ? (アパ、カバール?)”
「元気ですか?」
理学療法士隊員の三井健司です。マレーシアでは車やバイクが主要な交通手段として利用されています。特に郊外部では、車は日常生活に欠かせない存在です。今回はマレーシアの交通事情の特徴を取り上げていきます。
1.高速道路の発展
マレーシアの高速道路は非常に発達しており、主要な都市や観光地を結んでいます。特に高速道路 (PLUS Highway) はその代表例で、マレー半島北のクダ州から南のジョホール州まで748㎞を結んでいます。
2.道路渋滞
都市部では、特に朝夕のラッシュアワー時に道路渋滞が発生します。クアラルンプールやジョホールバルなどの大都市では、車の増加に伴い交通量が増え、渋滞が深刻な問題となっています。また、子どもの学校への送迎は親が行うことが多いため朝、昼、夕方は学校周辺が大混雑します。
3.駐車事情
都市部では駐車スペースの確保が難しく、違法駐車が問題となっています。また、駐車料金も高額です。
4.バイクの普及率
多くの家庭がバイクを所有しており、普及率は非常に高いです。バイクは狭い道路や渋滞時にもスムーズに移動できるためです。日本のHONDA、YAMAHA、SUZUKIはとても人気が高いです。


5.ラウンドアバウトRoundaboutの導入
マレーシアでは、ラウンドアバウト(環状交差点)の導入が見られます。これにより、交通量の少ない平面交差部においては赤信号による待ち時間が減少し、交通事故のリスクも低減されます。ラウンドアバウトは日本ではあまり見ることはありませんでしたが、マレーシアではよく見られる交差点です。
6.交通事故
残念ながら、交通事故の発生率、また死亡率は高く、多くの人々が事故に巻き込まれています。バイク運転時のヘルメットの着用や交通ルールの遵守が求められており、安全運転の啓発活動が常に行われています。


7.ボンゴルBonggolの導入
交通安全を確保するために、マレーシアの道路にはボンゴル(減速帯)が設置されています。これにより、特にバイクがスピードを出し過ぎることなく、安全に走行することができます。ボンゴルは特に学校や住宅地周辺でよく見られ、歩行者の安全も考慮されています。
マレーシア国民の生活は車とバイクによって成り立っています。都市部では渋滞や駐車の問題があります。全国的にバイク事故が課題となっています。しかし、高速道路の発展やバイク専用レーンの整備、ラウンドアバウトやボンゴルの導入など、交通インフラの改善も進んでおり、より快適で安全な交通環境を作る取組みをしています。
お読みいただきありがとうございました。それではまた次回にお会いできるのを楽しみにしています。
”Jaga Diri Baik-baik‼(ジャガ、ディリ、バイバイ‼)”
「自分を大切にお過ごしください!」
スランゴール州クアラ・クブ・バル 理学療法士 三井健司
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