2026/09/04 Fri
生活
《くらしまーしゃる》4:マーシャルマウンテン!?島の「ゴミ」問題

マーシャルに来て、最初に衝撃を受けたものの一つが「ゴミ山」です。
タクシーに乗っていると、大きなゴミの山が見えてきました。
すると運転手さんが、「あれはマーシャルマウンテンだよ」と教えてくれました。
マーシャルで一番標高が高い場所なんだとか。冗談交じりの言葉でしたが、実際に近くで見ると、その大きさに驚きました。
地域の人たちは、日々の生活で出たゴミを、ここへ持ってきて捨てています。
近くまで行くとたくさんのハエが飛んでいて、においもかなり強く感じます。
でも、そこでゴミの処理に関わり、働いている方々もいます。
私にとっては、これまであまり意識したことのなかった「ゴミを捨てた後」の世界を初めて身近に感じた瞬間でした。

実はマーシャルのゴミ問題は、ただゴミが多いというだけではありません。
島国であるマーシャルでは、ゴミを処理するための土地そのものが限られています。
現在のゴミ処理場も、すでに敷地が足りなくなり、限界が近づいています。
そのため、現在のゴミ処理場の向かい側には、新しい処理場をつくる計画も進められているそうです。
マーシャルだけでなく、大洋州の島国や離島では、ゴミをどのように処理するかという問題が大きな課題になっています。
島で暮らすからこそ、ゴミを出した後のことまで考えなければならないのだと、こちらで生活してみて初めて実感しました。

そんなゴミ問題を少しでも解決するために、さまざまな取り組みが行われています。
JICAもゴミの処分方法やリサイクル、分別などの取り組みに協力しています。
例えば、ペットボトルやアルミ缶、バッテリーなどは分別され、それぞれ海外へ運ばれて処理されています。
ペットボトルは台湾へ、アルミ缶やバッテリーは韓国へ送られています。
また、市民がリサイクルできるものを持ってくると、お金を受け取ることができる仕組みもあります。
島から海外へ運ぶには、どうしても輸送コストがかかります。
そこでペットボトルについては、太平洋航路の帰りの便を利用して、無償で運ぶ取り組みも行われているそうです。
日本の企業の重機もたくさん見られ、さまざまな機関が協力しながら、マーシャルのゴミ問題に向き合っていることがわかりました。
最初は「大きなゴミ山だな」と驚いただけでした。
ですが、見学したり話を聞いたりした裏側には、たくさんの人たちの努力があることが分かりました。
ここで生活する一人として、「ゴミを出したら終わり」ではなく、その先のことを考えていけたらと思います。
Yukari (2026-1st.edu)
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